ピッコマで公開されている「暴君を手懐けて逃げてしまった」のネタバレと感想になります。
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「暴君を手懐けて逃げてしまった」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【19話】ネタバレ
想定外の出来事
シャーリーズが自分からの手紙を受け取ったにも関わらず返事を書かなかったという報告を聞き、ダンテは戸惑った。
差出人が兄であることを確実に確認したにも関わらず、そのまま突き返されたという。
ダンテにとっては想定外の出来事である。
自分が手紙を出せば、シャーリーズは頬を赤らめて大喜びするはずであった。
そういう報告を待っていたのに、手紙を突き返したというではないか。
何かの間違いに決まっている!と思い、彼は現実を受け入れることが出来ない。
そんな時に父のローナン公爵が部屋に入って来る。
父は騒がしいことを好まないため、侍従の不始末を叱っていただけですとダンテは誤魔化すのだった。
不思議な感情
ローナン公爵とダンテが共にする食事の席。
明日の剣術大会には期待していいんだろうなとローナン公爵は高圧的に言うと、精進いたしますとダンテは答えた。
それから、シャーリーズのことですが…とダンテが彼女の名前を口にすると、父は途端に不機嫌になる。
食事がまずくなるような話はするな!とだいぶ憤っているようだ。
ローナン公爵はシャーリーズの席をチラッと見て、彼女のことを思い出していた。
これまでシャーリーズが食卓にいると父は朝食を食べず。それが何回か続き、彼女は食堂に来なくなったのだ。
一方で公爵夫人が座っていた席には、彼女をしのぶための百合の花が置かれている。
死んだ者の居場所はあるのに生きている者の居場所はないのである。
そんなことを思い返していたローナン公爵だが、どうでもいいことだと言って席を立つのだった。
食堂を立ち去る父の背中を見送った後、ダンテは何か考え込んでいた。
シャーリーズは本当に俺の名前を見て手紙を突き返したのか?この感覚は何だろう…何かが少しずつ変わっていくような…
そのようにダンテは不思議な感情に襲われているのだった。
本戦の始まり
剣術大会の本戦。
第9皇子の護衛と戦った時にロングソードを使ったシャーリーズは、正体がバレないように今度は双剣で戦うことにした。
必ず優勝しなければという気負いから胸がドキドキと高鳴るが、とりあえず一回戦は余裕で勝利し、勝ち抜けを決めた。
試合の後ふと観客席を見ると、皇族には大会観戦が義務付けられているはずだが、第9皇子の席は空席となっている。
一体なぜなのだろうかとシャーリーズは不思議に思った。
第9皇子は護衛が決闘で負けた後、剣がトラウマで見るのも嫌がるようになったとは聞いている。
ただ他の可能性もシャーリーズの頭にはよぎった。
自分の高い者をここまで静かに消してしまえる人間は数千年に一人しかいない。それはディラン。
まさかディランがこんなに早く動くはずないと思うが…とシャーリーズは思っているのだった。
そしていよいよシャーリーズの2回戦。
騎士団長候補の有望な実力者と紹介された対戦相手は、ローナン公爵家の長男アカン。
シャーリーズは兄と対戦することになるのであった。
【19話】感想
手紙を返さなかったというシャーリーズの行動に戸惑うダンテ。ずっと自分のことを追いかけていた人が、突然自分に興味を示さなくなったから複雑な気持ちという感じでしょうね。
相手をしてやるみたいな態度なら、別に関わってこなくていいのにと思ってしまいました。
そしてシャーリーズが2回戦で戦うことになったのはまた別の兄!まさかの長男と激突することになりました。
果たしてこの戦いの行方はどうなるのでしょうか。やっぱり名家の長男ということで実力も確かなのですかね。楽しみです。
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