ピッコマで公開されている「暴君を手懐けて逃げてしまった」のネタバレと感想になります。
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「暴君を手懐けて逃げてしまった」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【14話】ネタバレ
涙の理由は
夜眠れずに一人で剣術の練習をしているシャーリーズ。
彼女はさっき悪夢を見たとき、突然流れてきた涙のことを思い出していた。
なぜ自分は泣いているのだろうか。それが不思議だった。
悪夢の名残か、怒りか、それとも悲しみなのか。
はたまた復讐のために怪物になっていく自分が哀れだったのか。
その理由は分からないが、感情など贅沢だと彼女は剣を振りながら思うのだった。
それから夜が明け風呂に入るシャーリーズ。
悪夢を見るのは仕方ないことだが、起きているときはしっかりしなければと彼女は思うのだった。
第9皇子の訪問
その日シャーリーズがディランに剣術の稽古をつけていると、侍女のメリーが報告にやって来る。
どうやら第9皇子がディランに会いに来たのだと。それにシャーリーズにも会いたがっていて、1回の応接室で待っているという。
第9皇子の訪問はシャーリーズにとっては意外なことであり、ローナン家にも関係ないためなおさら何の用か分からなかった。
シャーリーズが覚えているのは、彼女が蘇る前の世界では第9皇子は比較的長く生きた。それはおそらく殺す価値がなかったから。
それに加え好色家だったことくらいである。
シャーリーズとディランはその日の授業をそこまでとして、第9皇子が待つ応接室へ向かうのだった。
煩わしい皇子
応接室へ入ると、顔を合わせた第9皇子が早速横柄な態度をとってくる。
女騎士と聞いていたが、剣を握るどころか怖がって泣き出しそうだな。顔で騎士の爵位を貰ったのか?
そのようにシャーリーズを馬鹿にするようなことを言い、ディランのことは無視しているようだ。
シャーリーズは丁寧にあいさつするが、心の中では呆れたような感情である。第9皇子はシャーリーズの一つ上で16歳だが、実際は何百年も生きている彼女からしたら若造だ。
そして第9皇子はシャーリーズに隣に座るように命令する。
ディランは特に何も言うことはなく黙ったままだ。
それから調子に乗る第9皇子は、ディランのような子供より俺の方がいいだろ?と言う。俺の騎士にならないかと。
そして第9皇子の剣と呼ばせてやるとも。呼び名は”生きる皇室の剣”。
そんなことを意気揚々としゃべる第9皇子だが、その言葉を聞いた瞬間シャーリーズの表情は曇るのだった。
【14話】感想
第9皇子は腹立たしい男ですね。初対面からシャーリーズのことを見下したように話しかけて、横柄な態度をとるとは。
礼儀正しく振舞うディランとは大違いです。
また”生きる皇室の剣”という言葉は、まさに彼女が魔剣だった時のことを思い出させてしまうかもしれません。
この面倒くさい相手に対してシャーリーズはどのように対処するのですかね。
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