ピッコマで公開されている「暴君を癒す魔女になりました」のネタバレと感想になります。
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「暴君を癒す魔女になりました」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【16話】ネタバレ
魔法の練習
城へ向かう途中、日も暮れて一行は野宿することに。
夜騎士たちが寝静まったころ、アメリは一人魔法の練習をしていた。
カッコいい感じの鷲をイメージして変身してみるが、結局いつもの小鳥の姿になってしまう。
なんでこうなるのっ!?と自分の変身の出来に納得がいかないようだ。
するとセルウィンのオーラが小鳥の足をガシッと掴み、そして彼のもとに引き寄せる。
逃げるな言っただろう?と言うセルウィン。どうやらアメリが鳥に変身して逃げようとしていると勘違いしたようだ。
彼女は人間の姿に戻り、魔法の練習をしていただけだと事情を説明すると、セルウィンは誤解したことを謝るのだった。
眠らせて欲しい
セルウィンは頼みがあると言って、アメリに顔を近づけてくる。
彼の頼みとは眠らせて欲しいということ。
アメリにもたれかかり、そのまま2人地面に倒れこんで、セルウィンは眠りについてしまうのだった。
結局アメリはセルウィンに寄り添ったまま寝て、そのまま朝を迎えた。
先に目が覚めたアメリが横で寝ているセルウィンのことを見ると、彼は本当によく眠っている。
20年もの間彼は安らいで寝ることが出来ず、いつ災厄に身体を乗っ取られるか分からない不安な日々を過ごしていたのだ。
そのようなことを考え、アメリはセルウィンの頭を優しく撫でるのだった。
アメリの助け
一行は再び城に向かって出発したが、天候は一気に悪化した。
辺りは土砂降りの悪天候。体力が奪われる中で馬を走らせるわけだが、騎士たちの中で一人限界を迎えている者がいた。ロエンである。
彼は息を切らし、その強行軍について行くのがやっとであった。
そして彼はふとさっきの休憩時間でのことを思い出した。
騎士団の者たちは皆アメリの用意した疲れに効くお茶を飲んでいたのだが、魔女の作ったお茶など飲みたくないロエンは当然それを拒否。
皆について行けないのは、自分だけあのお茶を飲んでいないからなのだろうかという考えがロエンの頭をよぎった。
しかしここで後ろに下がってしまっては、魔法茶の効果の裏付けになって魔女の評判が上がってしまうかもしれない。
そう考えたロエンは無理して走り続けるが、ついに足がつって馬がふらついてしまう。このまま倒れてしまっては後ろの馬も巻き込んで大惨事である。
意地を張ったばっかりに…と彼は後悔したが、次の瞬間馬は宙に浮いていた。
ロエンがふと見ると、前の馬車に乗っているアメリが魔法を使って助けてくれたようだ。
魔女が私を助けたのか!?と動揺するロエンは動揺するのだった。
ロエンの過去
ロエンには魔女に対して嫌な思い出しかなかった。
幼い頃に城下では壮絶な魔女狩りが行われていたのだが、魔女たちはそれに激しく抵抗し、そして割を食ったのは一般市民である。
多くの市民たちが家や家族を失い、そしてロエンも例外ではなく家と両親を失くしたのだ。
残されたのはロエンと妹の2人きり。
そのような過去があって魔女を嫌っており、だからこそ今回アメリに助けられたことは彼にとって複雑であった。
憎んでいた魔女に助けられてしまい、クソッ…!と彼は心の中で思うのだった。
【16話】感想
今回ロエンはアメリに助けられ、複雑は思いを感じていたようです。多少魔女への考えが変わるでしょうか。
ロエンの過去が少し描かれましたが、魔女狩りによって割を食ったことで、魔女への恨みが募ったのだとか。
それって魔女よりも魔女狩りをした者たちが悪いのでは…?と思ってしまいますが。
アメリがこれから周囲の信頼を勝ち取って、彼女を嫌う敵が少しでも減って欲しいものです。
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