ピッコマで公開されている「暴君を癒す魔女になりました」のネタバレと感想になります。
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「暴君を癒す魔女になりました」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【10話】ネタバレ
セルウィンの部屋
小鳥のアメリが窓から部屋を覗いてみると、裸でベッドに横たわるセルウィンの姿があった。
あまりの良い体に思わず見とれてしまうアメリだが、こんなことをしている場合ではないと思い、魔法で窓の鍵を開けて部屋に入る。
その程度のことはアメリにとっては余裕だ。
部屋の中に入るとモヤモヤとした黒い霧が充満しており、とりあえず換気をすることに。
セルウィンが眠っていることもあり、アメリはひとまず人間の姿になった。
魔法で風を起こして黒い霧を外に飛ばしてしまおうとするが、うまくいかない。その霧は単なる霧ではなさそうで、べたついているではないか。
その不快な霧に飲み込まれそうになるが、アメリが思い切り魔法を使うと、パアァン!と霧は吹き飛んだ。
しかしその衝撃にセルウィンはピクッと反応し、目を覚ましそうになるのだった。
癒しの香り
寝ているセルウィンはある香りを感じていた。それはここデラハイム領に来てから感じる香りで、彼のことを心の底から癒してくれる。
災厄がその身に封印されてから一切感じることが出来なかった安らぎを与えてくれるのだ。
その香りがする先にいつも小鳥のアメリがいたのだが、捕まえて嗅いでみてもアメリからは香らなかった。
今回寝ている最中にその香りが漂ってきたわけだが、今度こそは捕まえてやる!と思い目を開けると、そこにいたのはまたもアメリ。
またお前か…とセルウィンは呟く。
彼が目を覚ます前に、ギリギリのところでアメリは鳥の姿に変身できたようだ。
顔色が悪く苦しそうにしているセルウィンを心配して、アメリは優しく寄り添う。
城でこの小鳥を飼えたらいいのに…と思ったセルウィンだが、お前はここにいちゃダメだ…!と思い直してハッとした。
セルウィンはアメリのことをグッと掴み、そして思い切り窓から外へ放り投げる。
まさかのことにアメリは困惑するのだった。
抑えきれない災厄
アメリを外に逃がしたセルウィンは、これでいいんだ…!と思っていた。
そんな中、彼の頭には断末魔の叫びが聞こえてくる。
こうなったのは…あなたのせいよセルウィン…。そんな声が彼の頭には聞えてくるのだ。
これ以上一人では抑えられないとセルウィンは思った。
20年前のこと。封印が弱まった災厄の始末に失敗した魔女は、皇族であるセルウィンの身体に再度封印した。
そして、20年だけ我慢するようにと言われた。20年経ったらフィデリアの森の魔女がお前を助けるからと。
それだけを信じていたセルウィンが20年後にそこへ行くと、なんと魔女は死んでいたのである。
彼は絶望を感じ、そしてますます災厄の力は強くなっていく。
これ耐えるのは限界であり、この力が暴走してしまっては何が起きるか想像もつかない。
そう思ったセルウィンは、人のいないところへ行かなければと思い、森の中にあった魔女の家に向かうことにするのだった。
一方アメリは
一方部屋から追い出されたアメリは、あんな全力で投げ飛ばすなんて!と彼にされたことに不満を感じながらも、それと同時に心配していた。
部屋で寝込んでいたセルウィンは本当に苦しそうにしていたのだ。
私の魔法薬は効果があるのに…とも思うアメリ。
それからルネの誘いで一緒に夕食を食べに食堂へ行くことに。
その途中、何やら人が集まってざわついている。デラハイム伯爵やエダン、皇室の騎士たちが深刻そうな表情を浮かべているのだ。
デラハイム伯爵曰く、皇帝セルウィンがいなくなってしまったと言うのだった。
【10話】感想
ここまでの話だと、セルウィンはただただ可哀想でしかないですね…。暴君だとか何だとか言われていましたが、20年間も災厄に苦しめられていたとは。
それも20年後に助けると魔女に約束されたのに、魔女が死んでいたとは本当に絶望でしょうね。
セルウィンが早く苦しみから解放されて欲しいです。それが出来るのがやはりアメリということなのでしょう。
早くアメリにはセルウィンを助けて欲しいですね。
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