ピッコマで公開されている「暴君な兄が3人います」のネタバレと感想になります。
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「暴君な兄が3人います」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【21話】ネタバレ
兄たちの仲
チェスターと一緒に皇城へ帰る馬車の中。
空き地だったはずの場所に建物が見えた気がしたクロエだったが見失ってしまった。
外に何かあるのか?とチェスターが聞いて来るが、いえ…と彼女は誤魔化すのだった。
それから皇城に到着し、テオに会いに行かなくちゃ!と思うクロエ。
まずはコリンの元へ行き、そしてチェスターからぬいぐるみに名前を付けてもらったことを報告する。
その名はクロ。チェスターは最も強い力を持っていた古の竜クーロンはどうかと提案したのだが、聞き間違えたのかクロエは”クロ”だと思ったようだ。
クロエはその名前を気に入り、良かったですね!とコリンも微笑んでくれる。
またチェスターによって街に置き去りにされたゼッドのことをクロエは気にしていたが、無事に帰って来てチェスターの執務室を訪れているらしい。
そして兄2人が喧嘩でもしているのではとクロエが心配していると、そもそも喧嘩するほど仲良くはないとコリンは説明する。年に一度顔を合わせるかどうか程度だと。
それは皇族の呪いによるものであり、チェスターはそのことをクロエに伝えたくなさそうであったが、でも皇女に嘘をつきたくもないと思ったコリンは頭を悩ませた。
コリンが少しだけ話をすると、愛する人に殺されるという呪いのことですか?とクロエは聞き返す。
それはゼッドがクロエを寝かしつけるときにしてくれた昔話だったが、やっぱりゼッドお兄様の話は本当だったんだ…と彼女は思った。
でも私がいれば呪いは解けるんですよね?とクロエがキラキラした目で聞くと、たぶん…とコリンはお茶を濁すように返事をするのだった。
テオの現状
それからクロエはコリンと一緒にテオの部屋に行くことに。
久しぶりにテオと会えると思ったクロエは足早に廊下を小走りする。
一緒に夕食を食べて、一緒にケーキも食べて、とテオとの楽しい時間を楽しみにしていたが、彼女は突然表情を曇らせた。
部屋に向かう途中の廊下でテオは床掃除をしており、しかもどこか悲し気な表情をしているではないか。
そして使用人がテオに対して、次は食事の準備をしなければいけないから食堂へ行くぞ!と声をかけると、テオは大人しく従ってついて行く。
そんなテオの姿を少し離れたところから見ていたクロエは言葉を失った。
私だけ特別な扱いを受けていて、テオは私のことが憎いんじゃないかな…?と。
一緒に夕食を食べたり遊んだりしようと思っていたクロエだったが、テオの状況も知らずにそんなことを考えていた自分を責めた。
悲しそうなクロエを見て、コリンは慰める言葉をかける。少年は皇女様とは立場が違うということを十分理解していましたよと。
しかしクロエは何かを決心したようで、チェスター殿下に会いに行きます!と言い出した。そういう彼女の瞳は、興奮を表す紫色になっているのだった。
チェスターの執務室で
一方チェスターの執務室にはゼッドが訪れていた。
チェスターの首元に剣を突き付けようとするゼッドだが、チェスターはそれをペンで受け止める。
どうやらクロエを連れて行かれたことが不満だったゼッドのちょっとした悪ふざけのようだ。
それから2人は今日の出来事について話をし、クロエを城外に連れ出すのは危険だとチェスターはゼッドに注意する。
たしかにケーキ屋では何か企んでいそうなヴィオラ・ハノーバーが偶然を装って接触して来た。
彼女は面倒なだけで危険ではないですよとゼッドは言う。ただ必要なら今殺そうか?とも言うが、そこまでする必要なないとチェスターは答えた。
ただ気にかかることはあるようで、ハノーバー家の爺さんはエリカのこと嫌ってたなとゼッドは言う。エリカは今は亡きクロエの母だ。
するとチェスターは、ハノーバー家が10年前の出来事に関わっていたと思うか?とゼッドに問いかけるのだった。
【21話】感想
クロエが空き地だった場所に見えた建物とは一体何だったのですかね。結局ここでは明かされませんでした。
またテオの現状を目にしてしまったクロエが悲しそうで心が痛みます。それでも彼女は何か決心したようで、おそらく物語の中で初めて瞳の色が紫色に変化しました。何か心に決めて、ゴゴゴゴと燃えているようにも見えます。
またチェスターとゼッドの物語で初めての2ショットトーク。何やら真剣な話をしているようです。10年前の出来事とはクロエの母エリカの死に関係があることでしょうか。気になりますね。
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