ピッコマで公開されている「あなたの心がわかるように」の感想と考察になります。
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【140話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
ハーリンの家へ
馬車の中で家に入れずにいたウィンターの元にやって来たバイオレット。突然、身体が入れ替わってもとに戻ると、結局ハーリンの家に行くことに。
久しぶりの再会にウィンターの母はうれしそうな表情をしますが、ウィンターはやはり昔のことが許せないようで母を責めると1人で馬車に戻って行ってしまうのでした。
子供の時に母に捨てられた傷はなかなか癒えるものではないですよね。しかも、その上ブルーミング公爵家でも愛されることはなかったですし。
幼少期は辛い思いばかりしてきたウィンターですが、バイオレットに出会って自分の居場所が見つかって本当に良かったですね。
あの時
どうやらウィンターの母は最初からウィンターが家に入らないことをわかっていたようで、持ち帰る用に準備した食事をバイオレットに渡します。
母はウィンターを手放した経緯を話し始めます。ブルーミング公爵との子供を身ごもった時に先代の公爵夫妻に追い出されてたこと、その後彼女をストーカーする男にウィンターが乱暴されそうになって自分の身さえ守れないのに子供を守ることができないことを悟ったこと。
そういう状況だったのですねとバイオレットは声をかけて食事を手に取ると、母は涙を流して喜ぶのでした。
ブルーミング公爵が責任を負うという言葉を信じて子供を持つことになった時、ウィンターの母はまだ17歳だったようです。
結局、反対したブルーミング公爵夫妻に追い出され、異邦人である母は子供を抱えながら仕事をするのはとても大変だったと思います。
しかも、ウィンターが危険な目に遭ったりと、当時の彼女は切羽詰まった状況だったのでしょう。
だからといって子供を捨てていい理由にはなりませんが、そういう境遇だったウィンターの母が気の毒に思えました。
しかし、ウィンターからしたら捨てられた事実は変わらないわけで、一生母のことを許せなくてもそれは当然だと感じます。
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