ピッコマで公開されている「あなたの後悔なんて知りません」の感想と考察になります。
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「あなたの後悔なんて知りません」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【18話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
皇宮を出る前に行きたい場所
好きにしたらいいとついに離婚を承諾するレイモンドの伝言を侍女ヘランから聞くエリヤ。
彼女が向かった先は子どもの時にレイモンドの母ロアーズと過ごした小さなひっそりとした宮殿でした。
皇帝の伝言を聞いて、エリヤはついに離婚の最終的な覚悟ができたみたいですね。
離婚をしないと駄々をこねられてももちろん困りますが、実際に自分の望んだとおりに離婚することになっても複雑な心境だったでしょう。
ロアーズとの思い出の宮殿
宮殿を訪れたエリヤ。ここはレイモンドの母ロアーズとの思い出の場所。
ロアーズの死を偲び花束をそっと置くと、大きな木に手を触れて生命力を吹き込むエリヤ。この木はロアーズがレイモンドの健康を祈って植えられたもの。
これからは私は来られないけどがんばるのよと木に声をかけるシーンがとても悲しく感じられました。
エリヤは木に自分の力を吹き込むことで、間接的にレイモンドの健康を祈ってくれたのでしょう。
皇宮を出て行くことになっても、レイモンドとその母のことを考えるエリヤはとても優しいですね。
なんでこんなにも自分を大切にしてくれるエリヤを、なぜレイモンドは大切に出来なかったのか疑問です。きっと彼女の優しさに甘えていたのでしょうね。
皇宮を出て行く日
小さな手荷物1つでヘランとともに部屋を出ていくエリヤ。
レイモンドとのことを思い出しながら、外に出る門のところまで歩いて行きます。
辛かったことも多いけれど、幸せな瞬間もあった。しかし、最後にはあっけなく終わってしまったと。
皇后から貴族の令嬢になったエリヤは、これからの人生にどこか希望を感じているように見えました。
馬車を使わずに自分の足で出て行くのも、過去を捨てて新たな人生を生きたいと思ったエリヤの気持ちの表れでした。
そんな彼女を皇宮の中からレイモンドが見つめるのですが、いや、最後くらい見送れよ!!と突っ込みたくなってしまいました。
エリヤのどこか吹っ切れたような表情を見ると、新たな人生こそは楽しく過ごしてほしいと思わずにはいられません。
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