ピッコマで公開されている「あなたの後悔なんて知りません」の感想と考察になります。
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「あなたの後悔なんて知りません」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【103話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
選択を迫られるリゼナ
シオス侯爵が逮捕された一方でリゼナはレイモンドから呼び出されることに。
そこでレイモンドが伝えたのは、今回の事件の処罰対象からリゼナを外すつもりだということ。そして名誉回復のために新しい城と子爵の爵位を与えるとも。
予想外だったようでリゼナはただただ驚いている様子。彼がこんな好意を示すようなことをするとは考えづらいですからね。
当然ただでこんな好待遇を受けれるはずがなく、レイモンドが突きつけた条件はカーライルの皇太子冊封を受け入れて公に祝福することなのだと。
前回レイモンドとエリヤが打合せしていた通りの流れですね。リゼナの名誉を守りつつ、それによってカーライルの皇太子冊封を円滑に進めようという。
それは息子エドモンドが後継者争いに敗れることを意味するため、リゼナは到底受け入れられない様子で激昂することに。ただシオス侯爵と共に名誉をどん底に突き落とすこともできるぞというレイモンドの脅しを受けて彼女は不満そうにしながらも最終的に提案を受け入れていました。
あとエドモンドには何の罪もないと訴えるリゼナに対し、シオス侯爵の孫でありお前の子であることが罪なのだと言い返したレイモンドの言葉は最高でした。笑
エドモンドの行く手を阻んだのは他でもないシオス侯爵家であると。確かにその通りですね。
全部自分のせい
レイモンドとの会話を終えて絶望しているリゼナのもとにはエリヤがやってきました。
もっと早くお前を殺すべきだったという思いでリゼナはエリヤを睨みつけているようですが、エリヤのほうは余裕のある表情であり、まさに今の立場関係が表れていますね。
カーライルには手を出さないよう警告しただろうとエリヤはリゼナの耳元で一言。
自分の子を守ろうとしただけだとリゼナは反論してくるも、カーライルに手を出してこなかったら何も起こらなかったのだとエリヤは冷静に言い返していました。
確かにエリヤが望んでいたのは愛する息子が皇室のような危険な場所ではないところで平凡に幸せな人生を送ることでしたからね。
リゼナが大人しくしていればエリヤが皇后になる選択をすることも無かったですし、そもそもカーライルの存在自体明らかになることは無かったでしょう。
つまりエドモンドの将来を台無しにしたのはリゼナ自身だったということです。シオス侯爵家がエドモンドの行く手を阻んだというさっきのレイモンドの話とも通じますね。
リゼナは絶望的な様子でうつむているようですが、他人のせいにするのではなく全ては自分の責任だということを認識して欲しいものです。
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