ピッコマで公開されている「悪役に正体がバレてしまった」のネタバレと感想になります。
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「悪役に正体がバレてしまった」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【12話】ネタバレ
必死の抵抗
イグネスは弱り果てて寝ているサイモン・エヴァンを見て考えていた。
なぜ彼があのような姿になってしまったのか。何もしてあげられない自分が憎い。彼はおろかその家族さえ守ってやることができなかった。
それにも関わらずセレナは父親の姿をじっと見守っている。
だからこそイグネスはセレナのことを余計に手に入れたいと感じるのだった。
イグネスとセレナは椅子に座り少しの間沈黙の時間が流れる。
イグネスが口を開き、父の年金でもっと大きい家に住まないのかと問いかけると、セレナは母が賭博に使ってしまったと答える。
だからこの家に住むのがやっとであると。そしてその母はすでに亡くなってしまっているから誰のせいにもできないと話した。
そんなつらい状況に置かれてても文句を言わないセレナのことを、イグネスは聖人のようだと感じる。
そして今後は自分がサポートすると提案するも、セレナはすかさず断る。
ここで頷いてしまえば小説の物語と同じ結果になってしまうからだ。
給料さえ受け取れば問題なく生活できると言い張るセレナだが、そんな彼女を見てイグネスはまるで天使のようだとますます好感を持つように。
またイグネスはセレナが実力を隠していたことについて理由を問う。
本当のことを言うわけにはいかないセレナは、才能があることがばれたら戦争に呼び出され父を家に残すことになってしまうからと説明した。
それでも自分が殺されてしまっては父と一生会えなくなってしまうと言う意味では、あながち嘘でもない。
その話にイグネスは納得し、それでは国からではなく個人的に自分がサポートするのはどうかと提案する。
イグネスは微笑みかけ、いい返事を聞かせてねと言い帰ろうとするが、セレナはとっさにイグネスの服を掴んでしまう。
皇子の服を掴んでしまったことに一瞬後悔の表情を見せるも、心を決めイグネスからのサポートはいらないと強く言う。
するとイグネスは冷静な表情で、毎度断るのも失礼だよと言い、大人しく言う通りにしてくれと言い残して行くのだった。
結局セレナはそれ以上言い返すことができず、少し青ざめた顔で諦めるしかなかった。
セレナの作戦
翌朝目が覚めるも、昨日の出来事に燃え尽きたように佇むセレナ。
身支度をし、父親の顔を見て家を出る。
家の扉を閉め正常すると、扉の右下にひびが入り壊れているのを見つける。
しかし今はそんなことを気にしている場合じゃないとそのまま出かけるのだった。
とにかく自分が殺されない方法を探さなければいけないと。
訓練兵たちと合流すると、皆昨日の出来事についての話で盛り上がっている。
皇子殿下が1人で魔物を倒したこと、レティオが活躍したこと。
そんな中セレナに気づいたレティオが話しかけてくると、セレナは心の中で”この手を使うしかない”と思う。
振り返ったセレナはとびっきりの笑顔で、レティオ君~!と答えるのだった。
【12話】感想
セレナはイグネスの言う通りにならないよう抗いましたが、必死の抵抗もむなしく終わってしまいましたね。
とどめとなった断り続けるのも失礼だと言うイグネスの冷静な一言は怖かったです。
最後にとびっきりの笑顔を見せたセレナの思惑とはいったい何なのでしょうか。
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