ピッコマで公開されている「悪女はマリオネット」のネタバレと感想になります。
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「悪女はマリオネット」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【20話】ネタバレ
ラファエロにとって初めてのこと
散々断られてきたから今度はカエナから招待してほしいと言うラファエロ。
そして教えてもらったお茶がレシピ通りやっても同じ味が出ないからお願いしたいとも。
その誘いに対して、最高のお茶の時間を提供させていただくわとカエナは微笑むのだった。
屋敷に戻ったラファエロは、自分の手を見つめて何やら考え事をしている。
潔癖症なのにカエナに触れても不快感を感じなかったのだ。そんなことは彼にとって初めての出来事である。
もしかして潔癖症が治ったのかと思い、近くの者に手に触れてみるよう指示するが、やはり不快感を感じる。
そしてラファエロは、カエナが自分との接触を避けていることも感じていた。
俺のことを思いやってのことなのか?まさか俺の病気のことを知っているのか?
そう思ったラファエロだが、しかしそれは誰も知らないはずの情報であり、考えすぎか…と思い直すのだった。
ギリアン子爵家
ラファエロは副官のジェレミーに、ヘンバートン・ギリアンについてないか知っているか質問した。
すると、ギリアン子爵家の長男ならこの前婚約破棄したという。
2カ月ほど前、ヘンバートンがカエナと踊った直後くらいの出来事なのだと。
そのためヘンバートンがカエナに片思いをしているという噂が出回ったのだ。
またジェレミーは、個人的にギリアン子爵家は気に入らないという。
子爵には愛人が5人以上いて、息子であるヘンバートンもおかしいという噂がなのだと。
その話を受けても、ラファエロは腑に落ちずにいた。なぜカエナがヘンバートンを怖がっているのか理由が分からなかったのだ。
ラファエロは、ギリアン子爵家とヘンバートンについてもう少し調べてくれとジェレミーに指示する。
そしてラファエロは、カエナの恐怖に怯えた真っ青な顔と震えていた手、そして自分を見つけて安堵した表情。
その光景を、事あるごとに思い浮かびそうな場面だと思い返しているのだった。
悩むカエナ
カエナは夜、部屋で頭を悩ませていた。
今回の人生でヘンバートンと関わる気はないが、消してしまうしか方法はないのだろうか。
しかし彼を消して得するのはレイジェフとイェイスターだけである。
ギリアン家はキッドレー公爵家に仕える一族であり、彼らの軍馬産業はかなりの力を持っている。
彼を消してしまったらキッドレー公爵家には不利益であり、必然的にレイジェフとイェイスターが得をするのだ。
ラファエロの協力を得るためにギリアン家を刺激するのは得策ではなく、カエナは悩んでいるのである。
また彼女はラファエロが助けに来てくれた時のことを思い出していた。
彼を見た瞬間なぜか安心できたのだ。彼女はそんな感情は初めてである。
協力的な相手に感じる安心感なのだろうと自分を納得させようとしたが、彼女は自身の気持ちを理解できずにいるようだ。
彼女はただ宮殿から出て静かな田舎でゆっくりと暮らしたいだけである。
そのためにはあなたから抜け出さないとね。
そう思ったカエナは、そろそろ出てきたらどうなの?と何者かに声をかける。
その相手はレイジェフであり、彼はカエナの部屋に現われるのだった。
【20話】感想
ラファエロがカエナに惹かれているのは明らかですが、まさか逆もありそうですね。彼が助けに来た時カエナはなぜか安心感を感じたとのことで、恋心の可能性もありそうです。
そして部屋に突然現れたレイジェフ。彼は謹慎中のはずですが、カエナにどういう用なのでしょうか。
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