ピッコマで公開されている「悪女はマリオネット」のネタバレと感想になります。
「あらすじ」や「漫画や小説の先読み方法」はこちら!
←前回 | 今回 | 次回→ |
第18話 | 第19話 | 第20話 |
「悪女はマリオネット」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【19話】ネタバレ
恐怖の記憶
カエナは前世で夫であったヘンバートン・ギリアンに酷い暴力を受けていた。
自分を見捨てたレイジェフに助けて欲しいと多くの手紙を書いたが、その声は届かず、屋敷内で夫の目に留まらぬよう隠れる日々を過ごした。
そして暴力の末に最終的に死んでしまうのである。
そんな過去を思い出したカエナは恐怖で震えたが、何とか平常心を保ち、彼に挨拶を返した。
彼とは以前パーティーでダンスを踊ったことがあり、その時から彼はカエナに執着しているようである。
その時に来ていた青いドレスと同じものを職人に作らせ、彼の手を握っていたレースの手袋も作らせていた。
殿下も私のことを特別な存在だと思ってくれていたんでしょう?と激しい思い込みでカエナに詰め寄って来る。
前世の記憶からカエナは恐怖で震え動けずにいたが、大丈夫ですか?とそこに助けに現われたのはラファエロであった。
ラファエロの助け
ラファエロはカエナを守るように優しく抱きかかえる。
そして小刻みに震えて怯えている様子のカエナに違和感を感じ、何をしているんですか?とヘンバートン・ギリアンに対して視線を向けた。
エスコートを願い出ただけなんですけどねとヘンバートン・ギリアンは悪びれもなく笑っている。
ここで突き放すと逆上するかもしれないと考えたカエナは、適当に調子を合わせて乗り切るのだった。
ヘンバートン・ギリアンが立ち去り、カエナとラファエロは2人きりとなった。
助けてくれてありがとうとカエナはラファエロにお礼を言う。
彼は図書館の近くにある皇立アカデミーに用事があったというが、ここにカエナがいると聞いて会えるかと思いやって来たのだと言うのだった。
カエナを守りたい
ラファエロと会わない間にカエナには様々な事件が起きていた。火傷の事件やアレルギーで倒れたことも。
気になることならなんでも答えるわと言うカエナに対して、今日は聞きませんとラファエロは返答する。
私の疑問を解決するよりも皇女殿下の休息のほうが大切ですからと。
そのラファエロの優しさに、カエナは少し照れている様子だ。
そしてその代わり、次は皇女殿下のほうから私を招待してくださいと言う。
そう言ってカエナに手を差し伸べるラファエロは、何か特別な感情を感じているようだ。
彼はさっきヘンバートン・ギリアンから守るために彼女を抱き寄せたときに、震える小さな体と青白くなった顔を目にしていた。
それを見たラファエロは、怯えているカエナの力になりたいという一心であった。
さらには潔癖症にもかかわらず、カエナに触れることはこれっぽっちも不快ではなかったのだった。
【19話】感想
ヘンバートン・ギリアンという狂った男が出てきました。自分に気があると思い込んで彼女に執着するとは、恐ろしいタイプの人間ですね…。
怯えているカエナの元に現われたラファエロはまさにヒーローという感じです。
ラファエロは徐々にカエナに好感を抱いているようですが、2人が結ばれる未来はあるのでしょうか。これからの展開が楽しみです。
←前回 | 今回 | 次回→ |
第18話 | 第19話 | 第20話 |