ピッコマで公開されている「悪女はマリオネット」のネタバレと感想になります。
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「悪女はマリオネット」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【18話】ネタバレ
クローレンス・イェレヴァンへの手紙
カエナはクローレンス・イェレヴァン夫人に手紙を書いた。
彼女が宮殿から追い出されてから10年、手紙にはカエナの思いが綴られた。
楽しかった思い出や、自分を育ててくれたことに対する感謝の気持ち。
そして謹慎が解かれたからといって必ずしも宮殿に戻る必要はないということ。
カエナはあくまでもクローレンスに自身の選択を尊重するつもりのようだ。
気持ちが伝わったらいいなと思いながらカエナは手紙を書き終えた。
そして、これから大事な道しるべになってくれる場所に行くと言って、彼女はベラを連れてあるところへ向かうのだった。
カエナが向かった先は
カエナはベラと共に来た場所、それは皇立図書館であり、しかも彼女は調べものではなく帝国旅行記を読んでいる。
予想外の行動に戸惑うベラ。貴族たちへの挨拶回りもあるのに…と彼女は思ったようだ。
しかしカエナには考えがあった。
社交界では今自分の行動一つ一つに神経を尖らせており、どこで何をしているのかを常に監視されているのだ。
だからこそ図書館でエルダイム各地の旅行記を読むというあえて皇女らしい行動をとったのである。
彼女は自分に注がれる視線を分散させたかったと言い、ベラも彼女の説明に納得したようだ。
土地探し
周りからの視線の分散も一つの理由だが、カエナは他にも目的があった。
それは宮殿を出て暮らすための場所を探すこと。
そのために彼女は帝国旅行記を選んで読んでいるのである。
彼女が元々相続する予定の土地はほとんどが帝国の東部だが、そこにはエバンス一族がいるから無理である。
一方西部にはラファエロがいて、気まずいと思われるかもしれないから選びたくはない。
首都から離れていて有力貴族も気にしなくていい場所。そして夫がいるフリをして完全に自分がコントロールできる場所。
そんなところをカエナは探しているのだ。
早く自由になりたい。牢獄のような宮殿から出たい。
カエナは心の底からそう思っているのだった。
ヘンバートン・ギリアン
図書館から戻ったカエナは、久しぶりに平穏な日々を過ごしていた。
もしイェレヴァン夫人が戻って来て昔のように過ごせるのなら、もう少し宮殿にいてもいいかもとも考えていたカエナ。
そんな穏やかな時間が突如緊張に包まれる。
彼女に近づいて来る足音、それはまるで誰かが囁いているようである。
どれだけもがいても逃げられなかった相手。
前世で暴力の果てにカエナを殺した小説での夫、ヘンバートン・ギリアンが彼女の前に現われたのだ。
私は殿下にお会いしたくて眠れぬ日々を過ごしていましたよ!
彼はそのように話しかけてくるのだった。
【18話】感想
イェレヴァン夫人に宛てた手紙には、彼女の選択を尊重すると書いていましたね。カエナの優しさでしょう。
カエナとしては当然戻ってきて欲しいと思いますが、イェレヴァン夫人がどのような選択をするのか注目です。
また初めて登場したヘンバートン・ギリアン。暴力夫ですね。カエナの恐怖の記憶が蘇らないか心配です。
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