ピッコマで公開されている「悪女は今日も楽しい」の感想と考察になります。
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「悪女は今日も楽しい」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【112話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
2日前のこと
ユエランがカンドミオン公爵邸を訪ねてくる2日前のこと、彼女は邸宅で父バイカル侯爵と話をしていました。
そのとき彼女は皇太子ハオポルトと結婚して皇太子妃になるよう父から命じられ、そして絶望を感じたよう。
どうやら彼女は皇太子妃にも皇后にもなりたくなかったみたいですね。前回自分は皇太子妃になるんだとレイリンに対してマウントをとってきましたが、それは本心ではなかったということなのでしょう。
またユエランのこれまで触れられなかった面についても今回少し明かされました。
彼女はドレスや宝石を身に着けて社交界に参加するのが嫌いらしく、逆に勉強したり静かに本を読んだりするのが好きなのだと。これまでの印象と全然違いますね…。
そのため偉い人と結婚して地位を手に入れることに価値は感じず、むしろ学んで知識や能力を身に着けバリバリ仕事をして認められたいタイプなのでしょう。
そういうわけで皇太子妃にはなりたくないとユエランは訴えるも、父バイカル侯爵は聞く耳を持たず。家門の役に立ちたいなら黙って結婚しろということのようです。
前回ユエランが愛情のあるカンドミオン公爵とレイリンの親子関係は理解し難いと話していたのも何だか納得してしまいますね…。
ユエランが発狂
カンドミオン公爵邸の応接室にいるレイリンとユエラン。前回のシーンの続きですね。レイリンにうながされて帰ったかと思いましたが、ユエランはまだ部屋を出て行ってなかったようです。
突然ユエランは発狂し、レイリンに掴みかかってきて髪の毛を引っ張るという。
父から命じられて不本意にも結婚させられそうになった挙句、レイリンにまで馬鹿にされてしまい、彼女の中で何か爆発してしまったのでしょうね…。
前回までだったらそんなこと思いませんでしたが、今回父との話を見た後だと少しユエランが気の毒にも思えます。
髪を引っ張られたレイリンは足を蹴って応戦。するとユエランは倒れて座り込み、今度は大声を上げて泣き出してしまうという。ちょっと手が付けられないですね…。
ただ彼女が表現している怒りや悲しみはもちろん本当でしょうが、敢えてここで騒ぎを起こすことで結婚話を流れさせようという意図もあったよう。騒ぎを起こすことで自身の価値を落とし、皇室側から結婚をキャンセルしてくれるように仕向けようというわけですね。
レイリンはそのことをあっさりと見抜き、ユエランは動揺しているようでした。
ユエランはレイリンのことを遊んでばかりいる無能な奴だと思い込んでいるわけですが、この洞察力を目の当たりにして考えを改めるかも分かりませんね。
希望を感じた?
それからユエランは自身の悔しい思いをぶちまけることに。もし自分の父親がレイリンの父親のようだったらこんな辛い思いをしていないのにという嫉妬心のようなものもあるみたいです。
そんなユエランの愚痴を聞いたうえで、なぜ侯爵になろうと思わないのかとレイリンが一言。私は公爵になるよとも。
その言葉を受けたユエランの目はキラキラとしており、何か希望を感じた様子。そしてそのまま部屋をさっさと出て行ってしまいました。
レイリンの言葉がユエランの心に刺さったのかもしれませんね。
もちろん侯爵の座を継ぎたいと言ったところで、娘を道具としか思ってなさそうなバイカル侯爵が認めてくれるとは到底思えませんが…。ユエランには何か考えでもあるのでしょうか?
今回の話でユエランは本当は悪い人ではなさそうな気がしましたし、何だか少し応援したくなりましたね。
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