ピッコマで公開されている「愛され悪女が消えた世界」の感想と考察になります。
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「愛され悪女が消えた世界」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【66話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
心臓にひび割れ?
パルビス侯爵夫人の関節炎が治っていないことに気づいたシエナ。
ヘサロスの助言を受けながら意識を集中して目を凝らしてみると、何やらパルビス侯爵夫人の心臓にはひび割れのようなものが。
魔法学的には心臓は生命を維持するエネルギーが集まるところであり、ヘサロス曰くエネルギーが枯渇することはあっても自然にひびが入ることはあり得ないのだと。
なるほど…。そういうことであれば何者かによって心臓が人為的に傷つけられ、本人はそれに気づいていないのかも分かりませんね。
パルビス侯爵夫人が患っているのは膝の関節炎ですが、心臓に見られたひび割れが深く関係しているのでしょう。
一気に風向きが
相変わらずシエナのことを侮辱して責め立てるパルビス侯爵夫人ですが、その場にはまさかのアシエルが登場。
士官学校の集まりが偶然にも同じく侯爵家の本館で開かれていて、機転を利かせたギルディニャック伯爵夫人が呼んできてくれたみたいです。
シエナが侮辱されている状況を当然アシエルが見過ごすはずはなく。怒りの態度を見せ、パルビス侯爵夫人は動揺して取り乱しているよう。
そして会場にいる他の貴族たちも皆アシエルに同調し、パルビス侯爵夫人には冷たい視線が浴びせられるという。
アシエルが登場しただけでこうも一気に風向きが変わるとは。人々は皆地位の高い人や強い側につきがちなので、パルビス侯爵夫人よりもアシエルに同調したほうが賢明だと判断したのでしょうね。
そしてシエナはアシエルにお姫様抱っこされてそのまま会場をあとにしていました。
シエナがナハト大公家でどれほど大切にされているか会場の人たちの目に焼き付いたかもしれませんね。
あとアシエルを呼んできてくれたギルディニャック伯爵夫人は、他の場面でも会場の人たちがシエナの味方についてくれるよう立ち回ってくれていたようで、本当に頼もしいシャペロンですね。
パルビス侯爵家への制裁
パルビス侯爵夫人の愚行はナハト大公にも報告されることに。
シエナへの侮辱は許されることではなく、ナハト大公はパルビス侯爵家との保護条約を解除することを決定していました。
というのも帝国を守護する3大貴族には各自魔獣に対応するための精鋭軍があるらしく。ナハト家、ユーロス家、ペラート家のことですね。
各地方領主たちは3大家門と保護条約を結ぶことで、魔獣との戦争時に助けを求めることが可能なのだと。
つまりこれまではナハト大公家がパルビス侯爵家を守るという約束をしていたものの、それが破棄されたというわけです。
当然これはパルビス侯爵家にとっては致命的な事態のよう。侯爵夫人は自分の愚かさを悔いるといいです。
そしてシエナのことを侮辱するとどうなるか、他の貴族家への見せしめにもなったかもしれませんね。
治癒魔法の魔法使いではない?
パルビス侯爵夫人の心臓に見られたひび割れは何だったのだろうかと部屋で頭を悩ませているシエナ。
そんな中でヘサロスは一つの疑いについて言及することに。ロレイナは治癒魔法の魔法使いではないのではないかと。つまり嘘をついているというわけですね。
パルビス侯爵夫人は一度ロレイナに治療を受けたという話がありましたが、もしかしたらその際に逆に悪い魔法で心臓にひびを入れたり?真相が気になるところです。
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