ピッコマで公開されている「愛され悪女が消えた世界」の感想と考察になります。
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「愛され悪女が消えた世界」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【63話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
ロレイナの活動
メイフェアシーズンに向けてロレイナは積極的な社交活動を続けているよう。
首都にあるミナンシ伯爵邸では華やかなパーティーが開かれ、治癒魔法の魔法使いとして注目を集めているロレイナは振る舞いも含めて完璧な姿を披露していました。
そうやって評判を上げて、皇帝を治療する権利やナハト大公家の被後見人の座を虎視眈々と狙っているのでしょう。
噂は瞬く間に広がり、ミナンシ伯爵邸には病気に苦しんでいる平民たちが多く押し寄せてきたとか。そんな彼らを治療はせずとも、水や食料を与えることでさらに称賛されているらしく。
ただ実際は押し寄せた人波によって怪我人が多く出たりしているようで、本当に人々のことを思っているならそのような事故が起こらないよう配慮すべきだと思いますけどね。
たとえ怪我人が出ようとも宣伝のために人を集めなければ都合が悪いのでしょう。評判を上げるために必死なミナンシ伯爵家はたちが悪いですね。
シエナは懐疑的?
ミナンシ伯爵家とロレイナの活動についてはシエナの耳にも届いていました。
ただ彼女は少し懐疑的なようで。果たしてこのやり方がロレイナ自身の役に立つのだろうかと。
というのもナハト大公は自分の領地でこんな騒ぎが起きるのを見過ごさないだろうし、皇帝も自分のテリトリーである首都で一介の貴族が聖女だと称賛されることを嬉しく思うだろうかとシエナは疑問に感じているみたいです。
確かにシエナの考え方が正しいかも分かりませんね。ロレイナの活動がむしろ逆効果で皇帝やナハト大公からの評価が下がっていたら最高です!笑
母が主導
ミナンシ伯爵家には邸宅に通じる道を封鎖するという通知書が届いたよう。皇室からの通知ということですかね。
平民たちが押し寄せて人波により怪我人が続出している問題を受けて、人々の身の安全のために皇室が介入してきたのでしょう。
これで宣伝が上手くできなくなると嘆く父ミナンシ伯爵ですが、母ミナンシ伯爵夫人のほうは気にしていないようで。むしろ平民の間では十分に噂が広まったから止め時だと。
なだめられたミナンシ伯爵は席を外し、ミナンシ伯爵夫人のほうが今後の展開について考えているようでした。
実質的に主導者は伯爵夫人ということなのでしょうね。その雰囲気は第53話でのやり取りでも感じられましたが。
それと伯爵夫人は娘に完璧な姿を求めていて、黄金の卵を産むガチョウにならなければいけないと考えているようで。ロレイナの母がこれから一番厄介な存在になっていきそうです。
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