ピッコマで公開されている「愛され悪女が消えた世界」の感想と考察になります。
「あらすじ」や「漫画や小説の先読み方法」や「みんなの感想・レビュー」はこちら!
←前回 | 今回 | 次回→ |
第73話 | 第74話 | 第75話 |
「愛され悪女が消えた世界」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【74話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
シエナが行方不明に
人混みの中でミハエルとシエナははぐれてしまい、大変なことになったとミハエルは激しく動揺しているよう。
そしてすぐに兄アシエルのもとへ助けを求めに向かい、シエナとはぐれてしまった旨を涙を流しながら伝えていました。
ここら辺の振る舞いを見るとミハエルの幼さを感じますね。シエナよりも年下ですし、何ならシエナのほうは前世を含めたら精神年齢が高くなりますからね。
事情を把握したアシエルはシエナ捜索へすぐに最大限の人員を動員し、自らも街へ探しに出ることに。やはり頼れるお兄さんです。
シエナの葛藤
そのころ完全に迷子になってしまったシエナは、見つけてもらいやすいよう広場の一番大きい噴水の前に座って待っているよう。
彼女は大して動揺するようなこともなく、もう精神的には大人という感じがします。
こういう時に役立つ魔法でも知っていたら良かったのにと思ったシエナは、帰ったら教育担当のセス先生に勉強の進度を上げるよう相談しようと考えているよう。
そしてナハト大公城へ戻ってからのことを考えて自然と笑みがこぼれ、そんな自分に彼女はハッとしたようで。
時が来たら大公家を離れると心に決めているのに、大公家での生活を当然のものと思うようになってしまった自分に動揺しているみたいですね。
前回もシエナの中でナハト大公家が徐々に大切な存在になってきているのが読み取れる描写があり、複雑な心情なのでしょう。
いっそのこと迷子になったこのタイミングで姿をくらまして逃げてしまおうかとまで考えたようで。そうやって全ての悩みを捨てることができたらと。
ナハト大公もアシエルもミハエルも皆ひどく悲しんでしまうでしょうから、何も言わずにいなくなるのだけは思いとどまって欲しいものですね。
見つけた
ナハト大公家のことでシエナが一人葛藤していると、ちょうどそこにはアシエルがやってきました。
賢いシエナなら目立つ場所で待っていてくれるだろうと考えてアシエルはここに来たみたいですね。お互い同じ考えなのはさすがです。
もしかしたらシエナはこのまま自らの足でどこかへ行ってしまうのではとアシエルは心配していたよう。まさにシエナはそのことで葛藤していたところなので、ある意味アシエルは彼女のことをよく分かっていますね…。
そのような心配もあったせいでアシエルはシエナを見つけて心から安心したみたいです。ひとまず無事に再会できて何よりですね。
ふと浮かぶ疑問
シエナを気遣って優しく接してくれるアシエルに対し、前世では見たことのない表情だと彼女は思ったよう。
それからシエナはふとある疑問を感じることに。前世で自分が死んだ後ナハト大公家はどうなったのだろうかと。
ロレイナは望んだ通り大公妃の座を勝ち取ったのか、ナハト大公家の人々を最後まで騙して幸せに暮らし続けたのだろうかとも。
そういえば前世のシエナ亡き後のことはたぶん触れられたことがないですかね…?ロレイナの悪事に気づき、そして亡きシエナを愛おしく思ったなんて展開もあるでしょうか?気になるところですね。
←前回 | 今回 | 次回→ |
第73話 | 第74話 | 第75話 |