ピッコマで公開されている「愛され悪女が消えた世界」の感想と考察になります。
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「愛され悪女が消えた世界」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【67話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
巧妙なカラクリ
ロレイナが治癒魔法の魔法使いというのは嘘なのではないかという疑惑が浮上。ヘサロスのその考えにシエナも同意のよう。
ただロレイナは一時的にでも実際に患者の病気を治したりしているわけですが、それについてもヘサロスは自身の推測を話していました。
彼曰く人の心臓には一生生きる分のエネルギーが蓄えられており、もし心臓がひび割れてしまうと生命力が漏れ出すのだと。
そしてその生命力は体の傷や病気を癒す力があるらしく。つまりパルビス侯爵夫人の関節炎が一時的に回復したのも、自分の心臓から漏れ出した生命力のおかげだったのでしょう。
ただ水のように一度漏れ出した生命力は元に戻ることはなく、その分寿命が縮まるのだとか。ということは寿命と引き換えに一時的に病気を治しているだけと言えそうですね…。
前世では皇帝がロレイナの治療により死にかけの状態から1年延命したという話が第46話で明かされていました。ただ実際は病気の症状を改善する代わりに寿命を縮めていただけなのかもしれません。
あらためて整理するとヘサロスの推測が正しければ、ロレイナの治癒魔法だと思われていたものには、何らかの方法で患者の心臓にひびを入れることにより漏れ出した生命力で一時的に回復したのを治療に見せかけるという巧妙なカラクリがあったということになります。
まああくまでも現時点ではヘサロスの推測ではありますが、心臓のひび割れの件やパルビス侯爵夫人と前世の皇帝の事例などを考えるとかなり可能性は高そうですよね。
あともう一つヘサロスは何かの可能性が思い浮かんでいるみたいですが、確信が持てたらシエナに教えてくれるということで今回明かされることはなく。
いずれにせよロレイナが人々を欺いて悪いことをしているのは間違いないでしょう。
何か名案が?
ロレイナから皇帝を救わなければいけないと頭を悩ませるシエナ。そのためには皇帝の治療をする人物に選ばれなければいけないという。
現時点でロレイナのほうは癒しの天使だと帝国中で名を知られるほどになっており、シエナにとっては不利な状況のよう。
そんな中でシエナはハッと何か思いついたようで。それが何なのかは明かされず。
皇帝に選んでもらうための名案でも浮かんだのでしょうか?シエナの考えが気になるところですね。
まさかの訃報
ナハト大公家にはまさかの訃報が。なんと昨夜パルビス侯爵夫人が心臓発作で亡くなったのだと。
ヘサロスの話だとパルビス侯爵夫人の心臓のひび割れ程度なら治るはずらしく。縮まった寿命は戻って来なくとも、それ以上生命力が漏れ出すことは無くなるということですね。
それにも関わらず亡くなったとは…。心臓のひび割れが原因なのか、それとは無関係のことなのか。
誰かに殺されたという可能性もありそうですし、そうなるとやはりロレイナあたりは怪しいですよね…。
また保護条約の解除というパルビス侯爵家への制裁の話が前回ありましたが、侯爵夫人の死によりナハト大公家へ批判が集まるかもしれないのだと。
確かに亡くなったとなると皆パルビス侯爵夫人に同情しそうですし、ナハト大公家の制裁がやり過ぎなのではという批判的な声も上がりそうです。
そういうわけでナハト大公家に迷惑をかけたくないシエナの意向により、ナハト大公は制裁の撤回を決定することに。
ナハト大公自身は撤回する気など無かったみたいですが、シエナの意向を尊重してくれたみたいです。
これでナハト大公家に批判が集まるのは回避できるでしょうかね。そしてパルビス侯爵夫人の死に何か裏はないのか気になるところです。
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