LINEマンガで公開されている「元夫の番犬を手なずけた」の感想と考察になります。
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「元夫の番犬を手なずけた」の漫画は「LINEマンガ」で公開されています。
【91話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
あの日のこと
ディートリッヒと剣の手合わせをしたビルヘルムは過去の戦場でのことを思い返し、ディートリッヒが野蛮族たちに襲われた日のことが回想シーンとして描かれていました。
その日ディートリッヒは一人で前哨基地を訪れ、他の兵士たちは皆反対側の最前線で待機していたよう。しかし予想に反して野蛮族は前哨基地に現れ、ディートリッヒが一人襲撃を受けてしまったみたいです。
そして前世の知識で野蛮族の動きを把握しているビルヘルムは、全てを知ったうえでディートリッヒを見殺しにしようとしたと。
ここら辺は第68話あたりでも触れられた内容ですね。ビルヘルムがラインハルトを巡って恋敵となるディートリッヒを死なせようとしたわけです。
ただその話には明かされていなかった続きがあり、実はビルヘルムは途中で思い直してディートリッヒを助けようと前哨基地へ向かったよう。冷酷な人間にはなり切れなかったのでしょう。
ただ時すでに遅しで、ディートリッヒはすでに野蛮族の襲撃を受けた後だったとか。
結局その後リオニが助けたことでディートリッヒは無事だったわけですが、最終的にはビルヘルムも彼を救おうとしていたというのは嬉しいですね。
第62話でビルヘルムがディートリッヒを思って流した涙は本物だったということでしょう。
今までよりも親しく?
剣の手合わせの後、負けて地面に座り込んでいるディートリッヒを起こそうとビルヘルムが手を貸すことに。
するとディートリッヒは自分が立ち上がると同時にビルヘルムのことを転ばせ、そして楽しそうに大笑いしていました。これで復讐が完了したからお互いに貸し借りは無しだとも。
ビルヘルムが罪悪感を感じないようにするためのディートリッヒの優しさでしょうか。
それから訓練場で一人きりになったビルヘルムはさっきのことや過去のディートリッヒのことを思い返し、思わず吹き出して笑ってしまうという。
何だか彼らがこれまでよりも心を開いて親しくなりそうな雰囲気が感じられますね。
これからの2人の関係がどうなっていくのか楽しみです。
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