ピッコマで公開されている「余命わずかの脇役令嬢」の感想と考察になります。
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「余命わずかの脇役令嬢」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【68話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
フェリオールの仮説
フェリオールはハロンに関する調査で分かったことについてミリアンとカリナに教えてくれました。
彼の調査で明らかになったことはというと、なんと体内にハロンを持っている魔獣たちはいずれも一度死んだ個体だったのだと。
その魔獣たちは何かを食べて体内にハロンを蓄積したらしく、その量が一定以上であると死んでもまた復活するのだとか。
これはちょっと驚きですね…。ハロンは生命の源ということで、凄まじい力を秘めているのかもしれません。
ちなみにフェリオールは実際にウサギを使って実験し、4度も生き返ったらしく。そして5度目は完全に死んでしまい、死体を解剖するとハロンは消滅していたとか。
なるほど~。さすがにハロンの力をもってしても無限に生き返ることは不可能なのですね。ある程度回数は限られているのでしょう。
死んだ生命が生き返るという信じられない話にミリアンもカリナも驚いているよう。
ただミリアンはいつも種を絶滅させるほどヘルタを討伐しているのに、毎年同じくらいの個体数が出現しており、復活しているからだったのかと腑に落ちているようでした。
カリナを救う唯一の方法
ハロンには死んだ生命を生き返らせる力があると判明し、そしてフェリオールが考えるカリナを唯一救う方法はというと一度彼女を殺して生き返らせようというもののよう。
そうすれば生き返ったときには芸術病から解放されているということでしょう。
前回の話で衝撃的かもしれないと前置きしていたのはこのことだったのですね…。確かにショック過ぎます。
フェリオールはこの案について言いづらそうに言葉を濁していましたが、要は一度死ぬ必要があるということをミリアンもカリナも会話の中で察したみたいです。
カリナを殺すなどあり得ないとミリアンは拒否感を示していましたが、カリナのほうはすぐに挑戦する勇気はないものの彼よりはこの発見を前向きに捉えているよう。
もう余命もわずかで死を覚悟していたでしょうから、助かる可能性が少しあるだけでも前向きになれるのでしょうね。
上級のハロンが必要
それからフェリオールの話によるとハロンには等級があることが判明したらしく。1等級から3等級まであるのだとか。
そしてこれが1等級のものだと言ってオーロラのように美しく輝く小さなハロンを取り出していました。
実験に使った小動物にはその程度の大きさでよかったものの、人に使うとなると少なくとも拳くらいのサイズは欲しいとか。ハロンの持つ力はサイズに比例するみたいですね。
またフェリオール曰く上級のハロンを持っていた魔獣たちは傷跡や致命傷などが多かったらしく。おそらく死んで生き返った回数が多い個体なのだろうと。
なるほど~。死んで蘇ってを繰り返すほど体内に蓄積されたハロンは上質なものへと変わっていくのかもしれませんね。
そういうことならとミリアンはヘルタのある個体を思い浮かべたよう。どうやらこれまでも遭遇したことのある傷跡の多い個体がいるみたいです。おそらく物凄い回数生き返っているのでしょうね。
カリナを殺すことには反対していたミリアンですが、それでもとりあえずフェリオールに言われた通り上級のハロンを手に入れに行くつもりのようで、他に方法が無ければやらなければいけないと覚悟しているのかもしれませんね。
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