ピッコマで公開されている「優しいあなたを守る方法」の感想と考察になります。
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【111話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
自分のいない未来
ギリアードの夢でレティシャが辛い人生を送っていたことを知った時、彼女の元に駆けつけて抱きしめたいと思ったディトリアン。
しかし、そうしなかったのは自分が見た未来に自分の姿がなかったから。
兄ユリオスがつないでくれた努力は無駄にしないと誓うディトリアンはアイリンの元に向かうのでした。
6番目の翼になる皇女を助けにいくようカリスト皇子に言ったディトリアンはアイリンという少女の元にむかったよう。アイリンもきっと未来を背負う重要な人物なのでしょう。皇女に続いてまた新しい翼になる人物かもしれませんね。
そして、気になるのがギリアードでみた未来にディトリアン自身がいないこと。ディトリアンが死んでしまうなんて考えたくない展開ですが、どういうことなのでしょう。
アイリンとは
一方、皇宮が崩壊して魔獣が暴れている騒ぎが女神の怒りだと不安がる民衆たち。本物の聖女レティシャに許しを請うべきだと声があがります。
そんな中、街を離れようと荷造りしているハルト先生とその娘のアイリン。
アイリンはカイラスやノエルに懐いており、ここを離れるのを嫌がりますが、過去に身分の高い者のせいで妻を亡くしたハルト先生は彼女たちを信じ切れていない様子。
外で馬車を捕まえようと必死になっている時、現れたのは公国の騎士であるユリアとビクター。
レティシャたちの屋敷から消えたハルト先生を責めるどころか、今は城外に出れないからと新しい宿に案内してくれることに。
ハルト先生は不安になって逃げてしまった自分を恥じると、彼女らに感謝するとともに謝罪の気持ちを伝えたいと思うのでした。
レティシャが皇女を生き返らせることができたのを見たからか、民衆はレティシャが本物の聖女だと認めたようです。
また、ディトリアンが探していたのはハルト先生の娘のアイリンだったのですね。
善意でユリアたちはハルト先生らを引き止めたと思いますが、結果ディトリアンのアイリン探しを助けることになってよかったです。
ハルト先生は臆病なところがありますが、人間味があって個人的には結構好きなキャラクターです。笑
ディトリアンは早くアイリンに出会えるとよいですね。
リヒル卿の考え
ハルト先生らと別れ、1人持ち場に戻るところのユリア。
すると、それを見つけたリヒル卿は見せしめにするため、彼女を殺すよう7番目の翼デーラ、8番目の翼のシデルの姉妹に命じます。
力を完全に手にするには因果律が満足するような対価が必要であり、もともとはディトリアンの死とレティシャの苦痛で足りたはずが計画が狂ってしまったリヒル卿。
そのため、レティシャの大切なものを全員殺し、街を恐怖に陥れてその恐怖心を因果律に捧げるつもりな様子。
さらに、光り輝く魂のかけらを取り出すと、不気味に笑うのでした。
デーラとシデルは本物の翼ではないようですが、それは因果律への捧げものが足りないためにリヒル卿が完全な力を得られていないからのようですね。
ユリアのほかにもハルト先生とアイリンのことも殺すつもりのようです。。
そして、最後に出てきた魂のかけらですが、これはおそらくユリオスのものかと思います。死なせたうえに魂まで利用しようとするなんて、ほんとにリヒル卿は残酷だなと思いました。
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