ピッコマで公開されている「ニセモノ皇女の居場所はない」の感想と考察になります。
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「ニセモノ皇女の居場所はない」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【24話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
人の心が無い父
実の娘が現れたというのに、まるで他人かのように無関心な魔塔主ルグィーン。
彼はフィローメルに対して、欲しいものは何か尋ねてきました。金なら困らないだけやるぞと。
どうやらルグィーンはフィローメルが何かを欲しがってここまで来たと思っているみたいですね。
単に実の父親に会いたくて娘が訪ねてきたという考えはないのでしょうか…?彼には恐ろしいくらい人の心が無さそうです。
そんな彼の態度にフィローメルは絶望し、何も必要ないし二度とここにも来ることもないからと言い残して部屋を出て行くことに。
ルグィーンはフィローメルが怒っている理由さえ理解できないよう。欲しいものならあげるのになぜ怒っているのだろうかと。
ユースティスは時間が経つとともにフィローメルを愛してくれるようになりましたが、今回のやり取りを見てこの人には無理かもと思わされてしまいますね…。
実験による子供たち
怒りと絶望を感じながら魔塔を去ろうとするフィローメルですが、そんな彼女をレキシオンが呼び止めてきました。
そして彼は衝撃の事実を教えてくれることに。
なんと彼はフィローメルの腹違いの兄なのだと。彼含めフィローメルには兄が3人いて、母親は全員異なるとか。もう滅茶苦茶ですね…。
兄3人はチラッと描かれていましたが、おそらく第22話で詐欺師からフィローメルを助けてくれた男2人のうちレキシオンじゃないほうも兄の1人だと思われます。
彼らは皆自分の力を受け継いだ子が欲しいというルグィーンが女性志願者を集めて実験で作った子供たちなのだと。
子供たちは魔塔の内部施設で育ったものの、フィローメルの場合は母カトリーヌが施設に入ることを拒否したため外で育ったようです。
なるほど~。こういう事情があるから前回フィローメルが魔塔主の娘だと話した時、レキシオンはまるで驚かなかったのですね。
実験で生まれた子が魔塔の外にもいるということをレキシオンは分かっていたのでしょう。
そして実験で子供を量産しようなんてルグィーンに人の心の無さが思いっきり表れていますね…。
レキシオンの提案
レキシオンはフィローメルに対してある提案をしてきました。自分の助手として魔塔で働かないかと。
というのも彼はフィローメルに興味を持っているらしく。同じ実験で生まれたのになぜ自分らとは違って平凡な人になれたのか研究したいとか。
彼もまたちょっと変わり者な感じがしますね…。それでもルグィーンに比べたらだいぶマシだとは思いますが。苦笑
あとちょっとレキシオンのふとした表情からどこか不気味さは感じてしまいました。裏の顔があったり裏の目的があったりしないかちょっと心配です。
助手にならないかという提案に対して、フィローメルは一旦答えを保留にすることに。
全国的に失踪した皇女の捜索が行われているわけで、彼女としては身を隠す場所として魔塔は最適な場所ですからね。
身の安全のためには魔塔で生活したいという思いもありつつ、冷たい父ルグィーンの近くにいるのは嫌という気持ちもあるのかもしれません。
フィローメルがどういう答えを出すのか注目ですね。
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