ピッコマで公開されている「お父さん、私この結婚イヤです!」の感想と考察になります。
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「お父さん、私この結婚イヤです!」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【102話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
過去の人生
前回フロエン公爵は今が2度目の人生であることを告白していましたが、1度目の人生の最期に何が起きたのか回想シーンが今回描かれました。
皇女を殺したと疑いをかけられたジュベリアン。これは第1話の最初のシーンですね。
フロエン公爵は娘が無実であることを知っていたものの、疑われた時点で逃れるすべはなく。皇帝ダリウスにジュベリアンが魔法使いであるとバレるという最悪の事態を避けるため、魔法が通じない影の部屋に閉じ込めたみたいです。後で必ず助け出すからそこで耐えて欲しいと。
第1話のシーンではそんなフロエン公爵の真意は明かされず、ただ娘を見捨てた冷たい父親かのように描かれていました。
あと前世でフロエン公爵がジュベリアンに冷たく接していた理由も明かされました。
娘が成人して自立したらフロエン公爵はダリウスと一緒に自決するつもりだったよう。大事な家族を失う辛さを娘に味わわせたくなかったため、娘にとって冷たい父親になりきったのだとか。
フロエン公爵自身も愛する妻アメリアを失う辛い経験をしましたからね…。ジュベリアンには愛する父を失うなんて辛い思いはして欲しくなかったのでしょう。
今回の話を読んでから第1話を読み返すと、自身の感情を押し殺していたフロエン公爵に胸が痛くなります。
フロエン公爵の暴走
フロエン公爵はマクスミリアンの協力を得てジュベリアンを助けようとしたものの、結果は第1話で描かれた通りジュベリアンが自ら命を絶つことに。
それから娘を失った絶望によりフロエン公爵は暴走を始めました。ここは第59話でも描かれていた回想シーンですね。
ジュベリアンを処刑台に送ろうとした貴族たちを片っ端から殺して回り、そして最後にはダリウスを切り倒すという。
キルケの指輪でフロエン公爵を操ることができないとダリウスは動揺していましたが、それはやはりファフニールの意向次第ということなのでしょうか。
結局フロエン公爵は自らにも剣を突き刺して、愛する娘ジュベリアンの傍で自害することに。
彼にとって娘のいない世界は何の意味もないということみたいですね。妻アメリアを失ってからは娘ジュベリアンがフロエン公爵にとっての全てだったのでしょう。
フロエン公爵家の宝物
フロエン公爵は息絶える前に青色の宝石のペンダントを取り出して、娘を助けて欲しいと願いを込めていました。
どうやらそれはフロエン公爵家に代々伝わる宝物だそうで、フロエンの直系血族が亡くなった場合にたった一度だけ救うことができるのだとか。
そのペンダントの力によってフロエン公爵は過去に戻ったみたいですね。
彼が過去に戻りたいと願ったわけではなさそうですが、過去に戻って自分の手で娘を救えということなのでしょう。
あと願いが叶うかわりに大きな代償を払うことになるらしいのですが、その代償が何なのかは今のところ分からず。
フロエン公爵がすでに代償を払っているのかそれともこれから何か払うことになるのか。
願いを込めるときに自分の全てを捧げてでも救いたいと願っていたので、もしかしたら彼の命そのものなんてことも?代償とやらが何なのか気になるところですね。
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