ピッコマで公開されている「あなたの心がわかるように」の感想と考察になります。
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【113話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
もう何も奪われない
バイオレットはアッシュが自分の小作料を横領していたことを母に明かします。そして、離婚をしたいと言い出した自分にクローゼットに閉じ込めるという罰を与えたと。
さらに母は昔からいつもアッシュに譲るように言ってきたと指摘すると、もう何も奪われることはないと宣言するのでした。
バイオレットが自殺しようとした過去までは明かしませんでしたが、彼女が今までいかに辛かったかどうかはやっと母に伝わったようです。
母はバイオレットもアッシュ同様に愛しているつもりのようですが、そこについては???としか思えませんでした。
きっと無自覚でアッシュのことを優先させてたのでしょうね。タチが悪すぎます。。
しかし、今回のことで母も自分が悪かったことに少しは気づけたでしょうし、バイオレットがこれ以上何も奪われないとキッパリ言えたのも良かったですね。
そして、気がかりなのが最初のシーンで薬とお酒を飲むカールソンが部屋の窓から遠くにいるバイオレットたちを見ていたこと。
継承式でバイオレットとウィンターが仲良くしているのを目撃してさらに精神的に不安定になってるでしょうし、今彼に出くわしてしまうのは危険ですね。
出くわしたのは
母と別れると、自分はウィンターのところに戻るからフリップには持ち場に戻るように言うバイオレット。
そして、一人になったバイオレットはカールソンと出くわしてしまうのでした。
フリップは余計な口出しをしたことを謝罪していましたが、フリップのおかげで王城の一部を渡さないで済んだとバイオレットは笑顔を向けていました。
しかし、内心は海辺で自殺したことまで話さなくてよかったと安心していたようです。
フリップがあの話をしなければ、母はこれからもバイオレットの気持ちを考えずにたかってきたでしょうし、個人的にはこれで良かったのではないかと思いました。
そして…やはりカールソンと出くわしてしまいましたね。彼は何をしでかすかわからないので心配ですね。
バイオレットとカールソンの過去
バイオレットとカールソンの過去。
二人がまだ小さかったころ、バイオレットが泣いた時に歌で彼女を励ましていたカールソン。
そして、二人が大きくなった時のこと。バイオレットがウィンターと結婚することを告げると、それを受け入れられないカールソンは自分と結婚しようと言い出します。
しかし、父の失策による責任で自分は結婚しなければいけないのだとバイオレットの気持ちは変わらず。
自分がずっと彼女を守るのだと考えていたカールソンは、悲痛な表情を浮かべるのでした。
まず小さい頃のバイオレットとカールソンが天使すぎてとても可愛かったです。
37話でカールソンが言っていましたが、当時の彼はバイオレットに夢中で必死に振り向いてほしくて苦労していたようです。
バイオレットはカールソンをどう見ていたか直接な記述はありませんが、おそらくカールソンの一方的な片思いだったということなのでしょう。
前にバイオレット自身もカールソンとはちょっと縁談の話があがってただけだと言っていましたし。
この過去の話を見て昔は誠実だったんだろうなと、カールソンが可哀想になってしまいました。彼は立ち直ることができるのでしょうか。
狂った愛
会場でバイオレットを探すウィンター。なかなか戻ってこない彼女を気にしている様子。
一方、バイオレットの腕を掴むカールソン。バイオレットがそばにいないことが辛く、自分を救えるのはバイオレットだけなのだと彼女に迫るのでした。
カールソンは薬の影響か目が決まってしまっていますし、まるで狂気の愛のようで怖いですね。
ウィンターはバイオレットがいないことを気にしていますが、きっと彼が助けに来てくれることでしょう。
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