ピッコマで公開されている「あなたの心がわかるように」の感想と考察になります。
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【81話】感想と考察(一部ネタバレを含む)
管理人が作品を読んだ感想と考察になります。
本当に愛されていたのか
今度は爵位授与式などができるほど立派な別荘にやって来たバイオレットたち。ウィンター曰く、これほど希少価値がある建物は権力につながるため、例え赤字でも維持する理由になるのだと。
希少性の話から家族は世の中にたった1つだけで、結婚は再婚できるにしろバイオレットは王女だから例外だと話すウィンター。
さらにバイオレットに高い価値をつけて自分に必要だと判断したのだと話すウィンターに対し、まだそんな考えに囚われているのだと思うバイオレット。
ウィンターは自分が異邦人であるからと後継者を諦めていますが、本来はもっと愛されて育つべきだったとバイオレットは考えます。
お金がなくても両親はよくしてくれたのかな?とウィンターに疑問を投げかけると、ウィンターは怒ってバイオレットの手を振り払ってしまうのでした。
ウィンターはブルーミング公爵夫妻らから最低限のお世話しかしてもらえなかったと思いますが、ウィンターはそれを愛情不足とは考えていないようです。
それは、ウィンターが子供の時に実母に捨てられて、さらに働き始めたレストランでは連日暴力を受けてきたため、本当の愛情を知らないからなのだと思います。
それに実母に捨てられてすでに傷ついているウィンターは、ブルーミング公爵夫妻にも愛されていないなんて思いたくないのかと。
そんな中、バイオレットにお金がなかったら愛してくれなかったかもしれなかったと言われて、それが図星だったため怒ってしまったのかなと思いました。
一方、バイオレットはブルーミング公爵夫妻がウィンターのことを金づる扱いをしていることを知っており、彼には後継者になる権利があると考えています。
バイオレットは母親が兄のアッシュを愛して自分が犠牲になってきたので、ウィンターにはそうなってほしくないという思いからああいう言い方をしてしまったのでしょうね。
2人の仲がまた険悪になってしまって悲しいですね。
さらに傷つくウィンター
怒ったウィンターは自分が悩まされている悪夢の話をし始めます。その悪夢の内容はバイオレットが自分の目の前で自殺した瞬間であると。
ウィンターはそれがかなりのトラウマになってしまっているようです。
そして、睡眠ばかりか両親に対する信頼まで奪うなんて、これ以上いじめるのはやめてと言うと、その場を去って行ってしまいます。
その後。さきほどのことを悩むウィンター。
両親に対する信頼までなくなってしまったら、自分はいったい誰を信じればいいのだと。
ただでさえ、自殺しようとしているくらいなのに、またさらにダメージを負ってしまいましたね。
さすがにウィンターが気の毒になってしまいました。。
バイオレットとウィンターの間にはまた距離が出来てしまいましたが、今回は修復するのに時間がかかるかもしれませんね。
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