ピッコマで公開されている「リリエンの処世術」のネタバレと感想になります。
「あらすじ」や「漫画や小説の先読み方法」や「みんなの感想・レビュー」はこちら!
←前回 | 今回 | 次回→ |
第16話 | 第17話 | 第18話 |
「リリエンの処世術」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【17話】ネタバレ
※韓国版を読んだものを簡単にまとめました。
ダミアンの父
ダミアン・ルッフェンバイン。
皇家の剣と呼ばれる裏では「皇家の怪物」と呼ばれている。
魔力測定器を壊すほどの魔力を持った皇子の誕生に周囲はその存在を危険視したが、父である当時の皇帝は彼にも機会を与えるべきだと考えた。
兄の剣となれ。
その言葉に従ったわけでもなく、生き残りたいわけでも、名誉のためでもない。
ダミアンが戦場で戦うのは、勝利のためなら怪物になってもいい場所だったからだ。そして、民衆はただの残虐者である自分を帝国の英雄だと崇めた。そんな世の中を呆れるほど呑気だと思うのであった。
ある日。父である当時の皇帝に呼び出されたダミアン。皇帝にでもなる気か?という問いに、退屈だしそうしましょうかとか、冗談ですよ面倒くさいと答えるダミアン。
どうせ何を言っても信じてくれないのだから、好きに解釈なさってくださいと皇帝に告げるのであった。
皇帝の葬儀の日。ダミアンは父の眠る棺の前に立って、こう告げた。
この折り紙でできた世界と紙人形のような人々を消したいと思っています。
父である皇帝の問いに対し、ダミアンは自分の気持ちを正直に明かすのであった。
ダミアンの兄
父との最後の別れを終えると、ダミアンは兄に話しかけられた。兄はねぎらいの言葉をかけると、こう言った。
お前にどんな意味があったにせよ、この国は確かにお前の恩恵を受けたよ。そうだろう?愛する弟インペラトル・レーングラド。
ある日。昔の文献を調べてみたんだけど、何て書いてあったのか気にならない?と尋ねる兄。
ダミアンは興味がなさそうにしたが、兄は話を続けた。
お前のような者は先天的に魔力の足りない者といることで、お互いを補完できるそうだ。私が必ず見つけるから、それまでは死ぬことも正気を失うこともせず耐えて欲しいと。
しかし、ダミアンはそんな奇跡を夢みることはしないと答えるのであった。
そのはずだったのに…
リリエンに出会い、触れたことで苦しみが消えていった。これが現実なわけがないと思いながら、トンネルの中で剣を構えるダミアン。トンネルの暗闇を抜ければ、変わらない現実が待っているかもしれない。生まれた時から怪物だったように…
しかし、これが本当に現実だったら?と思うダミアン。
リリエンのことを思い浮かべると、彼女の望みを叶えてやりたい、喜ぶ顔が見たい、褒めてもらいたい…
彼女に対して次々と生まれていく感情に、自分は正気を失いかけているのかもしれないと思うダミアン。
彼女の願いが僕の専門分野で良かったと思うと、 魔力を纏わせた剣を思いっきり振りかざすのであった。
【17話】感想
ダミアンの過去の話で、父であると当時の皇帝と兄が登場しました。兄が調べた文献によるとダミアンみたいな魔力過剰症は魔力の足りない者といることでお互い補完し合えるということです。まさしくダミアンとリリエンの関係になりますね!!
自分を苦しみから救い出してくれたリリエンに好意を抱いて行くダミアン。彼女の望みである魔道トンネルの破壊を行うことになりますが、彼の専門は破壊ですので簡単にやってのけるでしょうね!
また、小説の方も読んでみたのですが(小説だと34話、35話)、今回出てくる兄とは長男の前皇帝の方で間違いがないようです。現皇帝の次男はこんなに性格良さそうじゃないですしね。。笑 ちなみに長男の名前はイドエルというそうです。
漫画版では省略されていましたが、インペラトル・レーングラドという称号は長男イドエルが与えたもので、彼はダミアンを唯一怪物扱いしなかった優しい青年だったとのことです。
そんな長男イドエルを殺してしまうなんて、次男クロードはとんでもない悪い奴ですよね。。まだ登場していませんが、どんな人物か気になります。
←前回 | 今回 | 次回→ |
第16話 | 第17話 | 第18話 |