ピッコマで公開されている「暴君を手懐けて逃げてしまった」のネタバレと感想になります。
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「暴君を手懐けて逃げてしまった」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【50話】ネタバレ
※韓国版を読んだものを簡単にまとめました。
回帰前に見たディラン
回帰前にカフーは一度だけ第13皇子ディランと顔を合わせたことがあった。皇居で遭遇した時、両親のデルモン公爵夫妻が息子としてカフーを紹介したのだ。
その時の感情を全く感じられないディランの表情は今でも覚えている。
屋敷に戻ってから、今日会った皇子のことは忘れるようにとなぜか両親は伝えてきて、カフーは少し困惑した。
当時ディランは熾烈な皇位継承権争いで生き残った皇族であるにも関わらず、存在感の薄さから知っている人はごく少数だった。
彼が皇室に及ぼした影響力は、亡くなってから日記を通じて明らかになり、研究者たちがこぞってディランの研究をしたのであった。
回帰後のディランは異常なまでにシャーリーズに執着しており、そのことにカフーは疑問を感じていた。それはディランの本心なのか、またシャーリーズが意図してそう仕向けているのかと。
また回帰前と異なる点はそれだけではない。ディートリッヒ皇家が大陸を征伐するときに使った魔剣キーラの存在が見当たらないのだ。
今キーラは一体どこにあるのだろうかとカフーは疑問に感じた。
それと同時に、今世もそのキーラをどこかで見たような感覚を覚えるのはなぜなのだろうかとも思った。
キーラの正体がシャーリーズであることを、当然カフーは知る由もないのであった。
カフーの行動にシャーリーズは
暗黒街でのシャーリーズとカフーの活躍を称える舞踏会は3日目となった。
会場の片隅で一人過ごしているシャーリーズ。カフーがキーラを探そうとしているということは、彼女の耳にも入っていた。
回帰してきたカフーならキーラの存在を知っているのは当然だが、一体なぜそれを探しているのだろうかとシャーリーズは疑問に感じた。
シャーリーズは回帰してきたことや前世は魔剣キーラだったことなど、ディランには明かしていない秘密がある。
しかしキーラについて調査するカフーの動きは、何かディランに手がかりを与えかねず、シャーリーズからしたら厄介なことだ。
理性的に考えればカフーの存在を消してしまうべきだが、シャーリーズはそんなことはしたくないと思った。
そんなことを舞踏会場の片隅で考えていると、彼女のもとに騎士団アテナクのヒューゴがやって来るのだった。
ヒューゴの悩み
シャーリーズのもとにやって来たヒューゴ。
彼は元々悲惨な人生を送るところだったものを、シャーリーズに拾われて騎士団アテナクに入団し、今では立派な騎士となったのだ。
成長したヒューゴの姿を見てシャーリーズも嬉しそうである。
そしてどうやらヒューゴは何か困っているよう。というのも暗黒街から助け出された子供たちのことで頭を悩ませていたのだ。
シャーリーズとカフーが暗黒街を掃討したことで、キーラ計画のために拉致されたり奴隷として使われていた子供たちが助け出された。
しかしキーラ計画のために魔塔にいた子供たちなら危険なのではという声が上がり、貴族たちから反発されることに。
その中でもヒューゴは一生懸命子供たちの面倒を見ており、行き場のない彼らをどうすればよいのかと悩んでいたのだ。
その話を聞いたシャーリーズはすぐに行動を起こす。今から貴族たちを招集して会議を開くと言い出すではないか。
舞踏会中なのに…?とヒューゴは戸惑うものの、シャーリーズは問題解決のためにすぐに動き出したのだった。
【50話】感想
前半はカフー視点の回想や疑問に感じていることが描かれていました。
魔剣キーラがどこにあるのかと気にしていましたね。回帰前のことを知っているのは彼だけなので、真実が知られるとしたら彼しかいないかもしれません。
そしてカフーの動きがきっかけでディランに真実を知られることをシャーリーズは危惧していました。
もしシャーリーズの前世やキーラだったことなどの秘密を知ったら、ディランは一体どう思うのでしょうか。愛する人が苦しめらていたとのことで、怒り狂いそうな気もします。
キーラについて調べているカフーの今後の動きには注目ですね。
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