ピッコマで公開されている「しがみついても無駄です」のネタバレと感想になります。
「あらすじ」や「漫画や小説の先読み方法」や「みんなの感想・レビュー」はこちら!
←前回 | 今回 | 次回→ |
第35話 | 第36話 | 第37話 |
「しがみついても無駄です」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【36話】ネタバレ
※韓国版を読んだものを簡単にまとめました。
成分調査の結果
皇后とのティータイムを終えてオルシエ侯爵邸に帰って来たカイラ。
彼女が不在の間にフィリペが訪れたほか、ミリア・ノイバン子爵令嬢、ラビエン・ブリエル伯爵令嬢の2人が一緒に訪問して来たらしい。
それぞれ応接室で待ってもらっているとソレンは言う。
そしてソレンはびしょびしょになっているカイラのズボンに気づき、どうしたんですか!?と驚いているが、カイラは後で話すとして先にフィリペに会いに行くのだった。
部屋ではフィリペとロナルドが待っていて、成分調査が終わったため報告に来たのだと言う。
早速調査の結果を聞いてみると、1つを除いては問題ない成分だったのだが、その1つがなんと中毒を引き起こす成分だったのだ。
それはニラの根。正常に診断しにくい症状を引き起こすため、ある意味いかなる毒よりも危険なものらしい。
摂取し始めると、それなしでは平常心ではいられなくなるほど人を狂わせるという。
その説明を聞いて、前世の自分に起きたことを思い返すカイラ。たしかに頭痛薬だと信じて飲んでいたその薬をいつも求めていた。その薬がないと狂ったように騒ぎ、精神が不安定になっていたのだ。
まさにカイラの症状と合致するのであった。
フィリペの恩返し
それからフィリペは、解毒剤を渡してくる。ニラの根を摂取したばかりであれば効果があるらしい。その薬に入っていたニラの根の量は少量のため、1年くらい飲み続けた人でも解毒剤の効果はあるのだという。
カイラはありがたく受け取り、そして薬代や手間がかかった分の費用を支払うと言うが、フィリペはそれを断った。
フィリペにとってはカイラの母クリスティーナが恩人だからだ。当時クリスティーナはフィリペの恩返しを断り、その代わり娘のことを見守ってほしいと言ったという。
その話を聞き、カイラは嬉しそうに笑みを浮かべるのだった。
フィリペはまたしばらくロナルドを借りると言い、帰っていく。
彼女たちを見送ったカイラは、オースティン子爵の薬も調べなければと思っていた。彼女の認識では、子爵もまた中毒を引き起こす薬を飲んでいるはず。
本当に同じ薬なのか確証を得る必要があるのだ。
そしてカイラは大事な解毒剤をソレンに持っているように命じた。また必要な時に渡してくれと。
そのように頼み、今度はミリアとラビエンの待つ応接室へ向かうのだった。
狩猟祭の極秘情報
カイラが応接室へ入ると、待っていたミリアとラビエンが笑顔で迎えてくれる。
どうやら彼女たちは父からの使いで今日やって来たのだと。
ラビエンは父ブリエル伯爵からの手紙をカイラに渡してきた。
その内容は狩猟祭に関するもの。
彼が務めるグループのリーダーをカイラにお願いしたいというのだ。その頼みごとに戸惑うカイラ。
ブリエル伯爵は皇帝の首席補佐官であり、皇帝の狩りに彼が従うのは当然のことだが、なんと今回皇帝は狩猟祭に参加しないという。代わりに皇后が狩猟祭を主催するとも。
極秘とされているその情報をラビエンはカイラに教えてくれた。
さらにはミリアは、狩猟地がキャラマン大公領であると言う。
それは公文書に書かれていたカイラの認識している狩猟地とは違う。突然狩猟地が変わったわけだが、その理由はミリアにも分からないらしい。
そして、役立つかわかりませんが…と前置きして、ミリアはもう一つ情報を教えてくれた。
その領地の主であるキャラマン大公は皇后とは相当仲が悪いのだと。
彼女たちはそのようなことを教えてくれるのだった。
【36話】感想
疑わしかった薬には中毒症状を引き起こす成分が含まれていたようです。その症状は前世でカイラを襲ったものと同じ。今回の人生でそのことに気づけて本当に良かったです。
また今回助けてくれたフィリペですが、クリスティーナに助けてもらったことの恩返しを娘のカイラにしてくれているとのこと。それがクリスティーナの望みだったのだとか。母の優しさとフィリペの誠実さに温かい気持ちになります。
そして近づいてきた狩猟祭の開催ですが、カイラの知らない情報をラビエンとミリアが色々と教えてくれています。主催が皇后とか恐ろし過ぎますが、何とか乗り切ってほしいですね。
←前回 | 今回 | 次回→ |
第35話 | 第36話 | 第37話 |