ピッコマで公開されている「私は男主人公の元カノだった」のネタバレと感想になります。
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「私は男主人公の元カノだった」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【12話】ネタバレ
エリカが望むこと
レオナルドとは友達のままでいて欲しいとシオンヌに言うエリカ。
シオンヌも、レオナルドには深刻な悩みがあったら打ち明けて欲しいと思っているようだ。
しかし彼がエリカとよりを戻したいと思っていることは、ついっさき知ったのだと。
忘れられなくてつらいとは聞かされていたが、また付き合いたいとは言われていなかったのだ。
もしそれを話してくれてたなら俺も君を…とシオンヌは言いかけてやめる。彼もまた複雑な思いがあるようだ。
そしてレオナルドと自分は以前からギクシャクしていたのかもしれないと。だからエリカのせいじゃないよと言い、シオンヌは彼女の頬にキスをする。
そしてまた明日魔塔に来て欲しいと彼は言う。それは母の為ではなく単純に彼が会いたいから。
また明日…と言い残して彼は帰っていくのだった。
レオナルドとの記憶
過ぎ去った記憶は散ってゆくものだが、エリカはなぜかレオナルドとの記憶を鮮明に覚えていた。
シュタイン国の後継者である彼はいつも忙しく、エリカは彼に会いたくて毎回シュタイン国へ足を運んだ。
しかしそんな彼女の気持ちが伝わっていなかったのか、彼はもっと愛してほしいと要求して来た。
考えてみたら確かにはっきりと気持ちを言葉で伝えたことがなかった。
一方のレオナルドは、不愛想な外見とは裏腹に、好きだと言う気持ちをいつも率直に表現していた。
3年が経った今の彼もやはり同じであった。さっき宴会場で会った時、やっぱり君が好きだ…と言ってきたのだ。
エリカはそんなことを思い返しながら部屋へ向かおうとするが、ふとバッグが無いことに気づく。
どうやら馬車に忘れてきたようであり、引き返すことにするのだった。
暗闇の中の人影は
バッグを忘れたエリカは馬車へ向かう。
外に出るともちろん真っ暗だ。暗闇が苦手なエリカは少し不安に感じているようだ。
さっきまではシオンヌと一緒にいたが、今は一人で馬車まで歩かなければいけない。
それでも近いから大丈夫よと自分に言い聞かせる。
門のところまでくると何やら人影が。シオンヌがまだいたのかなと思ったが、シオンヌにしては体格が大きい。
まさか…レオ?
彼女がそう話しかけると彼はこちらを向く。暗い場所を怖がるじゃないかと心配してくれるその男はレオナルドだった。
王国に戻る途中で侯爵邸が見えたから立ち寄ったのだと。
そしてエリカは聞きたいことがあると言う。さっき自分がシオンヌと一緒にいたことをどう思ったかと。彼女はやはりレオナルドとシオンヌには友達でいて欲しいのだ。
するとレオナルドは、今は自分とエリカには何の関係もないからと言う。だから自分が何を思おうかと。
しかし彼には言いたいことがあるようだ。
たとえ何の関係でもなくても、それでもずっと好きでいるよ。
彼はまた正直な言葉をエリカに伝えてくるのだった。
【12話】感想
レオナルドがエリカとよりを戻したいと知っていたら、シオンヌは彼女に近づくことはなかったようですね。途中で言うのを止めていましたが、そういうことでしょう。
きっとシオンヌも今複雑な気持ちなのでしょうね。
そしてエリカが暗闇の中また遭遇したレオナルド。馬車の時には落胆した様子でしたが、また落ち着きを取り戻したようです。
ずっと好きでいるよと言う彼の言葉には、なんだか胸が痛くなってしまいます。
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