ピッコマで公開されている「暴君な兄が3人います」のネタバレと感想になります。
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「暴君な兄が3人います」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【35話】ネタバレ
※韓国版を読んだものを簡単にまとめました。
ラエルの授業
ラエルの授業。その日は”黒石の時代”以降に飛躍的な発展を遂げた”黄金リンゴの時代”について勉強するという。
黒石の時代が新しい資源を発見する時代だとしたら、黄金リンゴの時代はその資源を活用して発達し始めた時代なのだと。
金属加工技術の発展が目覚ましく、金をリンゴの形に繊細に細工できるほどだったというのだ。
そんな時代で、ある小国の王族は代々強力な武器を持っていたという。その土地には人間を恐怖に陥れた古代竜や怪物たちがいたからだ。
第14代の王が怪物との戦いで死ぬと、10歳にもならない小さな王子と妹である王女が残され、代理で叔父が王の座に。
叔父はその王子と王女に濡れ衣を着せて国外に追い出したという。
叔父が王の義務を怠って、怪物の脅威が大陸全体に広がる中、隠れて力をつけていた王子と王女が新しい時代を切り開いた。
言い伝えによると王女は特別な力を持っていて、怪物と交流できる能力があったらしい。つまり会話することができ、そして操る力を持ってというのだ。
その特別な力もあり、兄妹は時代の英雄となって国を取り戻し、べロック帝国と名付けたのである。
初代皇帝と妹
国を取り戻した王子はべロック帝国の初代皇帝オーフェン・アスカニアとなったが、妹については記録がほとんど残っていないらしい。
怪物を操ることができたというのだから、古代の怪物を研究する学者にとっては重要人物だ。
そこまで聞いてクロエは疑問を感じた。
妹の力のおかげで初代皇帝は古代竜から守られていたはずだが、現在まで皇家に女の子が生まれないのは、初代皇帝の罪に対する古代竜の呪いとされているのである。
その矛盾をクロエが口にしたところで、一緒に寄り添っていた白いカラスの姿のエズラが机から飛び立ち、窓の外へ出て行ってしまった。
突然どうしたのかと困惑するクロエ。ちょっとエズラ…と彼女が言うと、そのうちエズラは戻って来た。
その白いカラスの正体がエズラの変身した姿だと知らないラエルは、第3皇子殿下と同じ名前なのですねと言ってくる。
ヤバいと思ったクロエは適当に誤魔化すのだった。
エズラの行動の意味
授業が終わった後、クロエはエズラのさっきのエズラの行動が気になっていた。もしかして窓から何か見たのではないかと。
そしてふとこの図書館に初めて来たときのことを思い出した。そのとき窓越しにチラッとミリアムに似た人物を見た気がしたのだ。
それが見間違いではなく本当にミリアムだったら…と思い、クロエはゾッとする。
使用人に混じって危険な人物が城の中に紛れ込んでいる可能性も否定できないのである。
そしてクロエはさっき何を見たのかエズラに聞くと、何か声が聞こえたから窓の外を見たが何もなかったのだと。
その話を受けて、音が聞こえたという木の多い場所をコリンが念のため確認しに行くことに。
またエズラは一つだけ拾ったものがあるらしく、それは女の人の髪の毛を取り出す。それは侍女にしては長すぎるもの。
本城まで部外者が入って来ることは出来ないはずなのに…とクロエは不安を感じるも、僕がいるから安全だよとエズラは優しく声をかける。
たとえヨーカロットの者でも入って来ることも出来ないよと。
ヨーカロットとは授業時間に何度も聞いた国の名前だとクロエは思った。
エズラ曰く、自分たちはヨーカロットから嫌われているのだと言う。
ヨーカロットといえば古代竜を神と信じる国であり、自らを聖国と称する。そんな国からどうして嫌われているのか、クロエは疑問に感じた。
それは”不滅の主”のせいだとエズラは話すのだった。
【35話】感想
今回はラエルの授業による帝国の歴史の話がメインでした。
皇家には女の子が生まれないというのは初代皇帝の罪により古代竜から受けた呪いだという話でしたが、授業の内容によると初代皇帝は古代竜に守られていたのだとか。
クロエが疑問に感じていましたが、ちょっと矛盾しているような気がしますね。最初は守られていたのに、何か罪を犯して状況が変わってしまったのでしょか。真相が気になるところです。
それからまたミリアムの話が少し出てきました。もし城の中にいたら怖いですね…。早く安心したいところです。
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