ピッコマで公開されている「暴君な兄が3人います」のネタバレと感想になります。
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「暴君な兄が3人います」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【23話】ネタバレ
テオの過去
一人部屋で過ごすテオは、過去のことを思い返していた。
彼は母の手によって山の中に捨てられ、そのまま奴隷商人に捕まった。そこでは牢屋のような場所で空腹に耐えながら過ごす日々。
どうしてこんな目に遭わなければならないのか。必ずここを逃げ出してやる。
そのようなことを思いながら、自分を捨てた母と奴隷商人への恨みばかりが募る毎日だったある日、一人の少女が現れた。
牢屋の中で空腹で倒れこんでいるテオに食べ物を分けてくれたその少女がクロエ。
生まれて初めて触れた好意と暖かさにテオは涙が出そうになり、そして彼女を見つめながら決心した。
ここを出るときは一人ではなくこの子と一緒に逃げ出すんだと。
それから思っていたのとは違う形で奴隷商から解放されることになり、クロエが幸せは嬉しかったものの、どこか寂しさを感じる。
テオは今自分の部屋でベッドに横になりながら、たまにでもいいからクロエの姿を見られるといいのに…と思っていた。
そんな時、誰かがテオの部屋にやって来るのだった。
友達でいるため
テオの部屋に誰かがやってきたようで、出てみるとそこには背の高い白金色の髪の男が立っていた。
皇室には3人の皇子がいて、一番上の皇太子はすでに顔を見ており、三男はこの城にいないはず。そう考えたテオは、その人が第2皇子ゼッドだということをすぐに理解した。
テオは礼儀正しく挨拶をすると、突然ゼッドがバッとテオを掴もうとしてくる。それをとっさにかわすテオ。
反射神経も悪くないし私の正体も気づくくらい賢いんだねとゼッドはおちょっくているようだ。
それから頭をグイっと掴んだりしてからかうが、これくらいにしないとチビが怒りそうだからなと言ってゼッドはその部屋を出ていくのだった。チビとはクロエのことである。
部屋に2人きりとなったテオとクロエ。
やはり少しよそよそしさもあり最初はぎこちなかったが、少し話しているうちに2人には笑顔が戻って来た。
それからクロエはケーキを持って来て、テオと一緒に食べ、和やかな時間を過ごす。
そしてクロエはテオに言いたいことがあると言う。それはテオに決める権利があることだと。
ゼッドが発案した通り彼女は、テオが貴族の養子になればまた以前のように友達になれるという話をしたのだ。
ただし貴族の養子になった場合は皇城の外で暮らし、かつ当分の間2人は会うことが出来ないだろうとも。数か月か半年かくらいである。
それでも会えない間も文字を勉強して手紙は書くことが出来るという。
ずっとクロエのいる皇城に住みながら友達になれないのか、それとも貴族の養子として皇城を出ていき暫く離ればなれになってもクロエと友達になれるのか。
テオの答えは明白であった。クロエは彼にとって最初の友達であり、一番大切な友達。
彼は貴族の養子になることをすぐに決意するのだった。
ある噂
それから一年が経過。いつからか首都にはある噂が広まっていた。
コリンは敷地内でたまたますれ違ったロダスという男に話しかけられた。
彼とは顔見知りの関係のようだ。
ナイジェル卿!あの噂は本当かな?最近首都で噂になっているじゃないか。アスカニア皇女の容態が思わしくないという話がね。
ロダスはそのようにコリンに話しかけてくるのだった。
【23話】感想
クロエとテオがまた友達に戻れそうです。2人の関係を見ていると本当に微笑ましい!
テオが心を閉ざしてしまったんじゃないかと心配していましたが、寂しさは感じていたもののクロエに会いたいという気持ちは変わっていなかったようです。健気ですね~。
そして一年後と時間が一気に進みましたが、クロエの容態が良くないって…。一体どういう急展開なのでしょうかね。病気にかかったのか何なのか、続きが気になってしまいます。
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