ピッコマで公開されている「暴君な兄が3人います」のネタバレと感想になります。
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「暴君な兄が3人います」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【22話】ネタバレ
10年前の出来事
ハノーバー家が10年前の出来事に関わっていたと思うか?
チェスターはゼッドにそのように問いかけた。
10年前の出来事とはクロエの母エリカが亡くなったこと。つまりエリカの死にハノーバー家が関わっていただろうかという話である。
最有力な候補とは言い難いが、だからと言って可能性を断ち切るのも難しいとゼッドは考えていた。
そもそもエリカの死に関して疑わしい者が一人や二人ではなく、しかも手掛かりもないのである。
エリカが殺されてクロエが奴隷商に売られた当時、皇帝は戦争の真っ最中。戦争を終えて帰って来ると、エリカはすでにこの世にはいなかったのだ。
それから皇帝はまるで人生の意味を探すかのように再び戦場へ出るようになり、そのせいでチェスターが父の代わりに政務を執り行ってきたのである。
黒幕の有力候補
エリカを殺した黒幕として最も疑わしいのはチェスターの母親。そしてゼッドの母とエズラの母もである。
3兄弟はいずれも愛から生まれた子ではなく、皇妃の座を狙った女たちが産んだ子。そんな彼女らが皇后に最も近かったエリカを嫉妬し恨むのは明らかだ。
エリカもそのことを理解していたため、極力城の外に出ることはなく、城内でも皇女クロエの存在を知る人は限られていた。
グレイムス侯爵、乳母、三人の下女、そして産婆。
裏切り者がいた可能性もあるが、しかしそれらの関係者はもう全員死んでしまい、誰も当時の話を知らない。
そんな状況にチェスターとゼッドが頭を悩ませていると、突然クロエが執務室にやって来るのだった。
クロエの直談判
チェスターとゼッドのいる執務室にやって来たクロエ。彼女は何かを決心したたくましい表情をしている。
一方チェスターは何事かとコリンを睨みつけ、彼はゾクッと怯えている様子だ。
クロエは、お話ししたいことがあります!とチェスターに言う。
前に望みがあればいくらでも話していいと仰いましたよね?と。
もちろんだよ!と言いチェスターは跪いてた。欲しいものがあれば何でも言ってくれと彼は言う。
するとクロエはテオの名前を出し、私は掃除や洗濯をしなくていいのに、テオはそうしないとここにいられないんですか?と言う。
周りの者は立場が違うからと言うが、クロエからしたらテオは同じ立場の友達なのだ。
クロエは皇城にいる皆のことが好きであり、捨てられないために良い子になろうと思っていたが、テオの為なら悪い子になっても仕方ないと思った。
だから、大人たちが困ると分かっていながらも、言いたいことを正直に言ったのだ。どうしてもテオと同じ立場の友達でいたいと。
するとゼッドは、方法が無いわけじゃないよと言う。皇族にはなれなくても貴族になることは出来ると。
チェスターもその案に同意したようで、突然コリンに話しかける。
コリン・ナイジェル!新しい家族が出来ることについてどう思う?
突然話を振られたコリンは、はい!?と状況が理解できないのであった。
【22話】感想
結局クロエの母エリカの死については何も手掛かりはなく、迷宮入りしている状態のようですね。
チェスターとゼッドの話を聞いていると、ケーキ屋に現われたヴィオラ・ハノーバーがますます怪しく見えてきます。クロエはそんな人に利用されないように気を付けて欲しいところです。
またクロエがテオと友達でいたいと直談判しに行き、ゼッドの発案でテオを貴族にしたらよいと言うことになりました。
突然話を振られたコリンですが、つまりは養子として引き取れという話なのですかね…?中々無茶苦茶な命令にも聞こえますがどうなのでしょうか。
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