ピッコマで公開されている「暴君な兄が3人います」のネタバレと感想になります。
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「暴君な兄が3人います」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【9話】ネタバレ
豪華な馬車
みすぼらしい馬車で皇女を宮廷入りさせるわけにはいかないと言うチェスター。
皇室の馬車の中で最も大きく華やかなものを用意しろとガディンに命じる。
しかし皇家の紋章が刻まれた馬車を使用するには複雑な承認手続きが必要で、皇族が乗った状態では城外へ出れないという事情があるのだ。
だから騎士たちは皆チェスターの命令に従うのを渋っているのである。
しかしチェスターにそんな言い訳は通用せず、絶対に手配するようにと命じる。
騎士たちの中でただ一人コリンは、チェスターに同意した。これまで辛い思いをしてきた皇女は誰よりも盛大なパレードで祝福されるべきだと。
豪華な馬車だけではなく、花吹雪と音楽隊も用意してはとコリンは提案し、チェスターもその考えを満足げに承諾する。
結局、豪華な馬車と花吹雪と音楽隊を用意するため、至急執事長へ向けて使いを走らせることになるのだった。
初めて感じる気持ち
新たな馬車が到着すると、チェスターがさっきの馬車をみすぼらしいと表現していた理由を皇女は理解した。
ここまで乗って来た馬車とはまるで違い、見たことないほど豪華な馬車である。こんな馬車に乗っていいのかな…と皇女は戸惑った。
そんな彼女の様子を見て、気に入らないなら他に花が装飾された馬車でも用意させるなどとチェスターが言い出し、騎士たちは絶望的な表情を浮かべる。
皆が困っているのを感じた皇女は、この馬車が良いですと言ってとっさに気を使った。何ならさっきの馬車でも私にはもったいないくらいだと。
彼女がそう言うと、チェスターの瞳は赤色に変わった。それは悲しみを感じたときの色。皇女を我慢させていると感じて悲しかったのだろう。
お前が望むなら何もかも求めていいんだ!とチェスターが皇女に言うと、彼女の瞳の色は金色に変わった。それは喜びの色である。
これまで自分のために何かしてもらったことが無い皇女は、戸惑いを感じると同時に嬉しかったのだ。
チェスターが皇女の頭を優しく撫でると、彼女は胸がドクンドクンとして頬を赤らめ、感じたことない気持ちを感じるのだった。
宮廷入り
皇女は彼女のために用意された豪華な馬車に乗り、早速首都へ向かう。
そして宮廷入りすると、人々は大騒ぎで皇女を迎え、花びらがいっぱい空を舞っているではないか。それはコリンと執事長が必死に集めた花吹雪だ。
そんな光景など皇女は今まで見たことがなく、感動しているようである。きっと一生忘れられない思い出になるだろうと彼女は感じているのだった。
それから皇女は馬車の中からふと空き地が目に留まる。周りの建物はくっついているのに誰かがわざと空き地にしたみたい…と。
そして皇女が城門を通る。城門に刻まれた彫刻は古の竜である。騎士の者曰く、アスカニアの初代皇帝が古の竜と契約を結んで以来、帝国は竜に守られているのだと。だから竜は皇家の象徴とされているというのだ。
皇女は難しい話だと感じたが、それでももっと知りたいとも思った。奴隷だった時にこっそりと本を見たりしたこともあった。文字は読めなかったが、本の絵を見るだけでも楽しかったのだ。
そして、文字の勉強をしたいとお願いしてもいいのかな?と彼女は思うのだった。
いよいよ馬車は到着し、チェスターが皇女を抱きかかえて馬車から連れ出す。
執事長のフィリップを中心に、使用人たちが整列して皇女のことを出迎えた。
それからフィリップが皇女宛てだという皇帝からの手紙を渡してくる。今は留守中だから手紙を送ってくれたのだと。
手紙を受け取った皇女だが、彼女は戸惑っていた。
どうしよう…私文字が読めない…
そう思い困惑した表情を浮かべるのだった。
【9話】感想
チェスターのことを怖くて冷たい人と感じていた皇女ですが、優しく頭を撫でてもらい感じて事の無い気持ちを感じているようです。ちょっとはチェスターの好感も上がりましたかね?笑
そして華やかな宮廷入りをした皇女ですが、手紙を渡されて困惑することに。まあ文字が読めないと言ったって怒られることなんてないでしょうが、きっと本人はそんなこと言いづらいですよね。
周りの大人たちが察してくれればいいのですが、一体どうなるのでしょうか。
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