ピッコマで公開されている「暴君を手懐けて逃げてしまった」のネタバレと感想になります。
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「暴君を手懐けて逃げてしまった」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【24話】ネタバレ
遺書の内容
ディランがシャーリーズに手渡してきた第7后妃の遺書。
その内容は、シャーリーズが蘇る前のものとは変わっていた。以前は”決して目立たずにどんな手を使っても生き残りなさい”という内容だった。
しかし今回はそのような言葉はなかった。
やりたいように生きなさい。人の目に留まっても志を持ちながら生きなさい。自由に生きなさい。
そういう言葉が並んでいたのだ。それはシャーリーズが第7后妃の苦しみを取り除き、ディランが最期まで寄り添ってあげたという変化によるものだろう。
そしてディラン曰く、その遺書は彼だけではなく師匠であるシャーリーズにも宛てたものなのだと。
まだ私にはやりたいことが分かりませんが師匠にはあるでしょうと彼は言う。それを教えてくださいとも。
するとシャーリーズは雨の中跪き、私の主君になってくださいとディランに願った。そして彼女は帝国をおさめる主君の騎士として選ばれる栄光が欲しいと。
彼女の願いを聞いたディランもまた同じく跪き、それなら師匠は私のレディーになってくださいと願う。
私に残っているのは師匠だけです。
その言葉にシャーリーズは少し驚いている様子だが、それは何も描かれていない画用紙がシャーリーズの手に入った瞬間であった。
本当の笑顔
ある日シャーリーズの元に、兄のダンテがやって来た。ローナン家次男である。
彼女と連絡が取れずわざわざ皇居にやって来たようだ。
そして彼は長男アカンの結婚式が延期されたことを伝えてきた。先日の剣術大会で優勝できなかったことに傷心しているためなのだと。
その話を聞いたシャーリーズは、そうなんですね…と一言。全く興味がなさそうである。
そんな妹の反応に戸惑うダンテ。彼の中でのシャーリーズは、家族に愛を乞う妹のはずであり、予期せぬ態度に困惑しているのだ。
話が以上ならこれで…と言ってシャーリーズはさっさと彼の元を立ち去り、そして近くにいるディランのところへ行った。
ディランと話すシャーリーズは何だか嬉しそうである。
そんな妹の姿を見て、幸せそうな笑顔…これまで私が見てきたシャーリーズの笑顔は何だったんだ…と困惑する。
思い返せばそれは、泣くのを辛うじて耐えながら見せていた笑顔だったのである。
シャーリーズの望み
第7后妃の葬式が終わった直後のこと。
師匠の望みは何ですか?とディランはシャーリーズに聞いていた。
私は皇子様が帝国を支配することを望みます。そして跡形もないほど粉々にしてください。
彼女はそのように答えた。
要は暴君になってくれという国と当人の人生まで破壊する非道徳的な要求だ。
しかしディランはそれを受け入れた。師匠のご要望ならと。
彼は帝国の破滅を願うシャーリーズに、完全に自身を捧げるのだった。
叶えてあげたい
それからある日の剣術の授業。2人は森の中で剣を交わらせていた。
もうディランとシャーリーズはお互いの実力を隠すことはなく、演技することもやめたが、周囲の人に実力を明らかにすることはしないようにした。
そのため、ひと気のない深い山奥で授業をしているのである。
少し疲れたというシャーリーズは、木の幹に寄りかかり木陰でひと眠りする。
花びらがひらりとシャーリーズの顔に舞い落ちると、ディランはそれを優しく取ってあげた。
あなたが願う全てのことを叶えてあげたい。どんな夢でもそれを実現させる。
ディランはそのように思っているのだった。
【24話】感想
ついに!シャーリーズがディランを手懐けたと言っても差し支えないんじゃないでしょうか!
2人は実力を隠すこともなく演技することもなく、だいぶ距離が縮まったような感じがしますね。
そしてディランはシャーリーズの望み通り、帝国を支配して破滅させるという野望に従うようです。もはや従うというより、望みを叶えてあげたいという能動的な意思ですかね。
やっぱり復讐なんて無意味だねという平和な展開もあるかな?と思っていたのですが、今のところそんなことはなさそうです。復讐あるのみと言う感じ。笑
これからの展開がどうなるのか楽しみです!
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