ピッコマで公開されている「暴君を手懐けて逃げてしまった」のネタバレと感想になります。
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「暴君を手懐けて逃げてしまった」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【21話】ネタバレ
自分への疑い
ローナン家の長男アカンは自分を疑っていた。私は本当に天才なのだろうか。
リズという偽名を使って参加したシャーリーズと対戦したアカンだが、明らかな才能の違いに気づいてしまったようである。
その影響もあったのか、彼は準決勝で集中力を失い、他に優勝候補とされていたカフーに敗北した。
しかし彼は、負けた相手が同じく有力な優勝候補である貴族で良かったととも感じた。
そして、真の剣の天才がいるのならそれは…と彼は意味深に思っているのだった。
決勝戦
決勝進出したのはシャーリーズとカフー。
カフーはデルモン公爵家の小公爵であり、有力な優勝候補である。
それだけではなく、実はシャーリーズとも関係がある人物だった。
彼女が蘇る前の人生で、魔剣になったシャーリーズは傍から見たら行方不明の状態である。家族でさえ彼女のことを捨てたわけだが、5年以上もの間捜し続けてくれた唯一の人物がカフーだったのだ。
カフーはなぜ私のことを捜したのだろうか?とシャーリーズは疑問に思っていた。両家の間で合意された婚約はあったが、当人同士は何の接点もなかったのに。
彼のことを傷つけたくはないと思いながら、剣を交わらせ、結局あっという間にシャーリーズの勝利となった。
10年ぶりとなる剣術大会優勝の称号は、リズと名前を偽ったシャーリーズの手に渡るのだった。
シャーリーズの願い
シャーリーズの優勝が決まった後、会場中のざわざわとしている。
あの少年は一体何者なのだろうか?他の騎士団に奪われる前にスカウトしなければ!
皆そのようなことを話しているようだ。
皇帝のもとに案内される際、シャーリーズは家門名を聞かれたが、彼女は明かさないことを希望した。
そして階段をのぼり、皇帝の目の前までやって来て跪くシャーリーズ。
こんな実力のある人材が隠れていたのかと皇帝も驚いているようだ。
優勝景品は皇帝が願いを聞いてくれるということ。お前の願いはなんだ?と皇帝が聞いて来る。
会場中の者たちの注目がシャーリーズに集まった。優勝者は一体どんな願い事をするのだろうか。
爵位を要求するのか、それとも古代の優勝者のように反逆罪を課せられた親友を助けて欲しいと言うのか。
しかしシャーリーズは公にその願い事を言うことを望まず、皇帝だけに聞いてもらうことを希望した。
皇帝もそれを承諾し、彼の耳元でこっそりと伝える。シャーリーズの願いはヒール草が欲しいということ。それは永久に痛覚だけを取り除く薬草だ。
その願いを聞いた皇帝は意外そうな表情を浮かべた。優勝の願いがヒール草とは…家族の中に病人でもいるのか…?と。
しかし特に理由を聞くことはなく、皇帝はその願いを受け入れるのだった。
またその件とは別に、自分の直属の騎士にならないかと皇帝は提案した。それは当然名誉なことであるが、シャーリーズは自分の身分がバレたくないということを理由に丁重に断るのだった。
大会後のパーティー
剣術大会はシャーリーズの優勝で無事に幕を閉じた。
直属の騎士にならないかという皇帝の提案は断ったものの、おそらくは裏で”リズ”の動向を追うつもりだろう。
しかし”リズ”という人物を見つけることなどできない。それはシャーリーズが妖精の力で容姿を変えた姿だからだ。
シャーリーズは妖精に言われた通りにロウソクの火を消し、すぐに元の姿へ戻った。
それから大会優勝者のために皇帝が開催する記念パーティーに参加するのだった。
とはいえあくまでもそれは名目上であり、実際は皇族の子供たちのための優秀な師匠を見つける場である。
シャーリーズは会場に入るや否や、すぐに人の少ない3階のテラスへ向かった。そこにいれば目立たないだろうと。
彼女が一人テラスで過ごしていると、そこに決勝の相手であるカフーがやって来る。
偶然顔を合わせた2人。
カフーはシャーリーズに対し、生きていたのですか…?と問いかけてくるのだった。
【21話】感想
剣術大会の優勝者は無事シャーリーズに。ヒール草も手に入ることになり、とりあえずめでたしですね!
新たに登場したカフーという人物。家族もシャーリーズを見捨てた中で、唯一彼女のことを捜し続けてくれた男とは、中々いい人そうな印象。
まだ彼がどういう人物なのか全然描かれていませんが、ちょっと楽しみなキャラクターです。
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