ピッコマで公開されている「私を食べないで」のネタバレと感想になります。
「あらすじ」や「漫画や小説の先読み方法」はこちら!
←前回 | 今回 | 次回→ |
第11話 | 第12話 | 第13話 |
「私を食べないで」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【12話】ネタバレ
本当の浄化方法
教皇庁からの帰りに宿で休憩しているザヒドとエルタ。
一時は倒れこんでしまうほどの状態だったザヒドも、エルタの浄化により完全に回復したようだ。
そして彼は、本当は浄化の方法を知らなかったんだろう?と彼女に問いかける。
図星であるエルタはギクッとし、誤魔化すことは出来ないので知らなかったことを認めた。
むしろ逆に、浄化の方法はキスしかないのですか?と聞き返す。
ザヒド曰く、どうやら浄化の基本は触れることなのだと。状態の深刻さにもよるが、代わりに血を与える方法もあるという。
つまり触れればよいだけなのでわざわざキスする必要はなく、エルタは騙されてキスさせられたようだ。
俺とのキスがそんなに嫌だったのか?とザヒドは言い、エルタの髪に優しく触れると、彼女は顔を真っ赤にして照れるのだった。
それから、今頃は屋敷に面倒な連中が押しかけているだろうとザヒドは言う。それは彼が教皇庁を壊してしまったからだ。
しかし君たちのことは必ず俺が守ると言って、ザヒドはエルタと約束するのだった。
皇宮の騎士団
ザヒドとエルタは馬車で無事屋敷まで帰って来た。日も落ちてすっかり夜である。
そんな彼らの所に、皇帝の命令でやって来たという騎士団が現れた。どうやらザヒドを皇宮に連れて行くために迎えに来たのだと。
たしかにザヒドは皇宮に行く予定になっているのだが、彼は今エルタと2人だけの時間を過ごしているのだ。
新婚の夜を邪魔されるとは勘弁してくれと言って、明朝に皇宮に行くとザヒドは返答した。だから今日のところはお引き取り願うと。
すると騎士団の中の一人が、皇帝陛下のご命令より貧民街育ちの娼婦のほうが大事だと仰るのですか!?と声を上げる。
エルタのことを侮辱されたザヒドは、聞き捨てならないと言った様子で剣を取り出し、首を切られる覚悟はできているんだろうな?とその騎士に詰め寄る。
そこでエルタ本人が割って入り、私がやりますと言うではないか。
どうやら彼女自身も侮辱されたことがさすがに許せなかったようだ。彼女はその騎士の首ではなく舌を切り落とすと言う。
将来のある若い騎士ですからお許しくださいと言って上官の騎士が頭を下げるが、エルタの怒りは収まらない。
私は不幸だから将来ある騎士に踏みにじられても許せってこと?と声を荒らげる。
結局その若い騎士は土下座して謝り、エルタも気が済んで彼を許すのだった。
そして騎士団はとりあえず今日のところは、引き上げて行き、ザヒドとエルタは屋敷に帰る。
もうあの騎士と顔を合わせたくありませんと言うエルタに対し、もちろんだエルタ!と言ってザヒドは微笑むのだった。
皇宮へ行く義務
屋敷に戻ってから、ザヒドはさっき迎えに来た騎士団についてエルタに説明する。
ザヒド曰く、結婚式の前に一度は一緒に皇宮へ行かなければならず、その迎えだったというのだ。
2人で皇宮に行くことは、ザヒドは気が進まないようだ。
皇太子が魔術師だからですか?とエルタが聞くと、皇太子のほうにつこうなんて思うなよと彼は言う。
もしそうなったら?と彼女が聞くと、ライバルは事前に始末しないとねと言って彼はニコッと笑った。
そしてザヒドは、皇室マナーをエルタにざっと教えると言う。
顎を引いて…背筋を伸ばして…と彼の指示通り姿勢を整えるエルタ。
そんな彼女の姿を見て、ああ…綺麗だ!綺麗な背中だエルタ!とザヒドは言い、彼女を抱き寄せようとするのだった。
【12話】感想
教皇庁の連中が屋敷に押し寄せているだろうとザヒドが言っていましたが、前回の話でジェノシウスが不気味に笑って騎士団を用意していた件と同じでしょうか。
今のところ屋敷に押し入って来る描写は有りませんが、カルノア家の者たちはうまく対応したのでしょうかね。気になります。
また皇宮の騎士に侮辱されたエルタですが、彼女があそこまで怒るのは初めてですね。公爵夫人として周りからも敬意を払われてほしいものです。
←前回 | 今回 | 次回→ |
第11話 | 第12話 | 第13話 |