ピッコマで公開されている「お兄ちゃんたちに気をつけて!」のネタバレと感想になります。
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「お兄ちゃんたちに気をつけて!」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【52話】ネタバレ
※韓国版を読んだものを簡単にまとめました。
あの時(ユージン目線)
僕の知らないハリだと感じる時がある。それは離れていた時間が長かったせいで、一緒に住み始めれば徐々に良くなると思っていた。
ハリが庭にいるとヒューバートから聞くと、ユージンは庭に向かった。
ハリが社交界に出ると、すぐに人々の関心を集めた。成長したハリの姿は人々を魅了させるのに十分であったのだ。
しかし、そんなハリの姿はユージンの記憶の中にある幼い少女の姿とあまりにも違い過ぎて…
ユージンがそんなことを考えていると、庭で薔薇を見ていたハリが「兄さん」と言い、笑いかけて来た。
彼女の笑顔を見ると、ユージンの心の中でけたたましい警報音が鳴った。
今、ハリに近づいてはいけない。
そう思ったユージンは逃げるようにその場から立ち去るのであった。
ダイス殿下のプロポーズ
ユージンがエルンスト公爵になってからの目標は、以前の幸せだった時間を取り戻すことであった。
異常なまでの執念で家族のために全てを捧げ、犠牲にしてきた。
いつの間にか弟たちの幸せが生きる理由になってしまっていたし、時が来れば当然良い相手に出会い結婚することもユージンはわかっていたのだった。
ユージンはダイス殿下に聞き直した。
今、なんておっしゃいましたか?と。
ダイス殿下は正式にではないが、ハリにプロポーズしたのだと言う。しかし、私も半分冗談だったし、彼女にももう断られたと言う。
黙ってしまうユージンに焦ったダイス殿下は、もう終わったことだから誤解しないで…と言った。
ユージンは自分の感情に戸惑っていた。どうしてトゲを飲み込んだような気持ちがするんだろう?私はこんな心を持ってはいけない。そして、誰にも知られてはいけないと思うのであった。
気付いた感情
その夜。屋敷に戻って来たユージン。
ハリはソファーで眠ってしまっていた。
昔であれば抱きかかえて部屋まで運んだのに、今はそれができない。目の前のハリに簡単に手を伸ばせなくなってしまったのだ。
そう思いつつ、結局は彼女に手を伸ばしてしまうユージン。手先から彼女の温もりを感じ取ると、自分の感情が何かということに気付く。
ユージンの手が触れ目を覚ますハリ。彼女はここでうっかり寝てしまったのだと言う。
ユージンは風邪をひくから早く部屋に戻るようにハリに言うのであった。
部屋に戻ったユージンは、胸の奥から沸き起こる感情を無理やり飲み込むのに必死であった。
ハリが笑えばそれで幸せだったし、そばにいてくれるだけで世の中が輝いていた。
それは妹としてハリに感じていた感情ではなかった…?
ハリの人生で大切なものがはっきりとわかっていながら、自分の手で壊すわけにはいかない。ユージンはそう思うのであった。
【52話】感想
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