ピッコマで公開されている「影の皇妃」のネタバレと感想になります。
「あらすじ」や「漫画や小説の先読み方法」はこちら!
←前回 | 今回 | 次回→ |
第44話 | 第45話 | 第46話 |
「影の皇妃」の漫画は「ピッコマ」で公開されています。
【45話】ネタバレ
※韓国版を読んだものを簡単にまとめました。
大公家とのつながり
大公家!?と驚くカリフ。
ルシアに変装しているエレナは、ベロニカ公女と知り合いで彼女は私の紹介する美術商とだけ取引したいと言っていると話した。
信じられないというカリフに、大公家の紋章が入ったペンダントを見せるエレナ。
美しく細かい細工のされたペンダントを見たカリフは、どうやらエレナがベロニカ公女と知り合いなことを信じたようだ。
打合せ
2人は図書館に場所を移し、さっそく仕事の話をし始めた。
中堅級画家の作品を安く買って、それをベロニカ公女に高く売る。
これを聞いたカリフは詐欺ではないのか?と心配するが、エレナはきっぱりと否定する。
詐欺は価値のないものを騙して売ること。エレナがやろうとしていることは、まだ芸術界で注目を浴びてないから価値が低くなっているものを売るというのだ。
また、作品の価値は入札価格で変わるから、ベロニカ公女が収集したという事実だけでも作品の価値はあがる。
そうすれば、ベロニカ公女だって損をすることはないのだ。
エレナの言葉に妙に納得させられるカリフ。
まもなく時代は変わる。ラファエルを筆頭とした巨匠たちの登場で、今まで認められていた芸術品の価値は一気に暴落するだろう。
今まで大公家が購入していた芸術品も、もちろん値は下がり損をすることになる。
カリフは封筒に印字された"L"を指さすと、これは君のことか?と聞いた。
"ルシア"という名前がなく、Lの署名しかないことを指摘したのだった。
エレナは父親に見つからないようにの仮の名であることを明かした。
話が終わると、カリフはさっそく画家のところに行ってくると席を立つ。
エレナは上手くいくことを信じていますと、笑顔で彼を見送った。
彼はまだ今は経験が足りないが、もう少ししたら最初から仕事をお願いするのも良い。
きっと私なしでも十分にこなせるようになるはず。
新しい時代
カリフがいなくなり、エレナは図書館の棚にあった「神聖フェリシア帝国」の本を手に取った。
フェリシア帝国とは1,500年以上前の国家で、大陸全域を支配した古代最大の帝国。
歴史を知り、未来を見据える。私は新しい時代に備えなければならない。
これから起こる芸術の発展は、人々に新しい学問と思想を目覚めさせ、彼らは特権階級の不正問題について戦う力を手に入れる。
時代の流れを変えることはできないが、その流れを自分のものにすることはできる。
私はこれまで男性が占有していた分野で、彼らに劣らない知識や学識を積み重ね、新しい時代の女性の地位を確立させる。
私が持つ文化的な波及力は大公家を孤立させ、破滅させることになるだろう。
そこにいたのは
エレナは次々と棚から本を手に取ると、机にどさっと置いた。
「以前会ったことがあるね」
声をかけてきたのはシアンだった。エレナの座ろうとする席のちょうど前の席で本を読んでいたのだ。
思いがけないところで彼に遭遇し動揺するエレナ。
ひとまず彼に挨拶をするのだった。
【45話】感想
←前回 | 今回 | 次回→ |
第44話 | 第45話 | 第46話 |