LINEマンガで公開されている「赤い瞳の廃皇子」のネタバレと感想になります。
「あらすじ」や「漫画や小説の先読み方法」はこちら!
←前回 | 今回 | 次回→ |
第11話 | 第12話 | 第13話 |
「赤い瞳の廃皇子」の漫画は「LINEマンガ」で公開されています。
【12話】ネタバレ
限界のリエター
リエターの震えはずっと止まらずにいた。
あまりの様子に周りの女性たちが心配の声をかけるも、本人は大丈夫であると我慢するのであった。
三日目の夜、列の先頭を歩いているアクシアス大公にジゼルが駆け寄り、医者をよんでください!と叫ぶ。
リエターは耐えられず倒れてしまったのだ。
医者が診察するところによると、体中の臓器がやられているという。
その言葉を聞き、アクシアス大公は舌打ちをして、たかがこんなことでか弱すぎると心の中で思う。
アクシアス大公は、赤髪の男の死をリエターが自分のせいだと責任を感じたためだと考えていたが、医者曰くそれだけが原因ではないと。
短期間で溜まった疲労のほかに、長い間ストレスを受け続けたことにより限界を超えているのだという。
アクシアス大公はその言葉に少し驚きの表情を見せ、快適に暮らしていると言っていたが…と一人呟くのだった。
昔の出来事
アクシアス大公はアベルサティ皇妃の息子を殺した時のことを思い出していた。
アクシアス大公の名前はキリアン。
キリアンの母が吊るされているのを、アベルサティ皇妃の息子たちが笑い馬鹿にしていた。
キリアンは剣を抜きその息子たちの首をその場ではねる。
そしてその首を父のところへもっていき、母上の仇を討ちましたと言って首を放り投げた。
その首を見た皇帝陛下は目を見開き、母はウィリアム!と叫ぶのだった。
リエターの娘
場面は現在に戻り、一人考え込んでいるアクシアス大公。
そこにリエターの目が覚めたという報告を受け、彼女の元へ向かった。
アクシアス大公はリエターに無理しなくていいと言う。明日の朝出発となるが、無理ならば戻ってもよいと。
しかしリエターは強い口調で大寺院に行くと言う。
大寺院では近づこうとする怪しい者たちを断る理由として女たちが必要である。その話を聞いていたリエターは、アクシアス大公らの盾になるべく、大寺院に行くことを強く望んでいたのだ。
アクシアス大公は無理してでも一緒に来てくれるリエターに、報酬として彼女の娘を探すことを提案した。
アクシアス大公はレナードに調べさせ、リエターの娘がカサリウスによって奴隷闇市場に売られたことを知っていた。
だから娘探しを手伝うと言うアクシアス大公だったが、娘は死にましたとリエターは答え、彼の気持ちに感謝を述べるのだった。
そして翌晩、アクシアス大公ら一行はハビトゥス大寺院に到着した。
【12話】感想
前話で敵を殺すときは冷徹な目をしていたアクシアス大公ですが、倒れたリエターには気づかいや優しさを見せ、仲間を大切にする一面は素敵だと感じます。
リエターも心からアクシアス大公に役に立ちたいと思っているようで、健気な姿を応援したくなりますね。
←前回 | 今回 | 次回→ |
第11話 | 第12話 | 第13話 |